内容説明
島田藤四郎の推挙で陸奥松浦藩の剣術指南となった華町源九郎と菅井紋太夫。ほどなくして、松浦藩の門弟二人が斬殺され、華町と菅井も同じ下手人と思われる牢人たちに襲われる。さらには、菅井を師と仰ぐ若い藩士が殺害される。弟子を斬殺された菅井は怒りに燃え、源九郎とともに下手人殱滅に立ち上がる。大好評シリーズ第二十四弾。
著者等紹介
鳥羽亮[トバリョウ]
1946年、埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒業。1990年、『剣の道殺人事件』で第36回江戸川乱歩賞を受賞し、作家デビュー。剣豪・人情時代小説で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
32
はぐれ長屋の用心棒「怒り一閃」24巻。23巻を読まないと陸奥松浦藩の剣術指南を引き受た華町と菅井のつながりが解らないが、やはりお家騒動に巻き込まれ菅井さんを慕い弟子になった若い藩士が殺害され菅井さんが仇を討つ事に。いつものお仲間5名の活躍。2014/01/11
ひかつば@呑ん読会堪能中
5
前巻の闘いで無事藩の剣術指南役となった島田だったが、続きがあったのね。というか藩騒動に巻き込まれるという話なのだが、どうも、死ななくても済ませられるはずの者を殺してしまってその仇を討つ、という展開が好きになれない。いろいろ読んでいて思うのだが、殺さないと話を進められない、てのは作者の腕が悪いのか、それとも読者が求めているのか、どっちなんだろうな。あたしゃ不要な殺しは読みたくないんだ。2012/11/08
史
3
弟子の無念を晴らすため、長屋の剣豪は仇討ちをする。2022/01/20
ひさか
3
田宮流居合の達者である菅井の思いのこもった抜き付けの一刀をタイトルにした24巻めも面白かったです。 チャンバラシーンでは、どぎつい描写もあって思わず眉をひそめますが、はぐれ長屋のめんめんが繰り広げる活躍や長屋の生活にいつのまにか、興味が移ってしまいます。2012/06/27
あかんべ
3
武士世界での話し。そのためか長屋連中の活躍は控えめ。菅井の縁の薄さが哀れ。2012/05/27
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