内容説明
口入屋山形屋康之助を刺客の手から守り抜いた湯瀬直之進は、夫婦の契りを交わしたおきくを連れて一路沼里を目指していた。一方、元岡っ引の源助殺しを探索する同心樺山富士太郎は人相書を手に、ある男の消息を追っていたが…。富士太郎を慕う智代の実家一色屋に忍び寄る影、山形屋を狙う新たな刺客―。事件は思わぬ展開を見せ始める。人気書き下ろし時代小説第十九弾。
著者等紹介
鈴木英治[スズキエイジ]
1960年、静岡県沼津市生まれ。明治大学経営学部卒業。1999年、『駿府に吹く風』(刊行に際して『義元謀殺』に改題)で第一回角川春樹小説賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
130
口入屋用心棒「毒飼いの罠」19巻。18巻の後編ですね、富士太郎の捜査していた事件と重なり一件落着とほっとするまもなく又太郎さんの危篤の知らせが又々次巻を読ませてくれますね~鈴木先生。2015/08/05
はつばあば
43
あぁもう途中放り投げようかと思う位ゲスな輩にイライラ。鍵吉??。皆さんこういう男に気をつけなされ。料理が上手(羨ましい)。自分が手をかけておいて如何にも私が助けましたなんてどの面さげて言う!。あかんあかん、日曜の朝からイラついていては。中身省略して幸せのところだけ。直之進、おきくさんを連れてお里帰り。豚ノ介はおあきと祥吉に着物を仕立ててやり・・?佐之助は幸せ艶々。冨士太郎は智代と二人囚われたが無事佐之助と直之進に助けられる。も!又太郎危篤とな!!。何故!次巻、20巻目が気になります2022/06/26
ぶんぶん
17
【図書館】シリーズ、第19弾! 今回は、刺客を倒して一段落、故郷に祝言の挨拶も兼ねて里帰りの直之進。 一方、源助殺しを追う富士太郎、ひょんな事から大工の棟梁・秀五郎失踪の犯人は健吉ではないかと中りを付ける。 そんな矢先、新たな刺客が山形屋を襲う。 同時に一色屋にも毒牙が忍び寄る。 とてつもない悪が登場するが、辛くも撤退させる。 やれやれとホッとしたのも束の間、又太郎危篤の知らせが。 息が付かせぬ展開に、急いで次巻へ。2023/08/26
わたしは元気
5
ひとつ解決すると、また、事件が。2022/12/27
rakim
3
このシリーズには珍しく、悪人が悪人っぽい?!。直之進の活躍が少なめですが、最後に次回の風雲の兆しが。2011/05/20