内容説明
九年前、廻船問屋に盗みに入った義賊・黒猫組が、何者かに待伏せされ仲間のほとんどが斬り殺された。生き残った五人は、黒猫組を再結成し、仇討ちしようと意気込む。そして、黒猫組の一員で旗本の四男・如月剣四郎の活躍で、襲ったのは闇鴉の又蔵一家であることがようやく判明する。好評シリーズ第二弾。
著者等紹介
芦川淳一[アシカワジュンイチ]
1953年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。出版社勤務を経て、ミステリーやホラー小説を執筆。最近は時代小説で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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文句有蔵
4
ご都合主義万歳!っていうくらい無理目の展開ばかりだけれど、それでも。面白かった!今回も剣四郎より強い剣士が現れて、しかも勝負がついていない。今後が楽しみ☆物語としては、おつるが普通の母親だったのが救われもし、つまらなくもあり。簡単に解決しているのが残念でもあり。男と女の、親と子の、「愛憎」をテーマにもうちょっと引っ張って欲しかった。その方がより葛藤が深く、物語が厚くなったと思う。「芦川さーん、ココ、膨らませるトコですよー」(^-^;)2014/12/30
いえのぶ
1
泥棒にそだてられた旗本の4男が江戸の悪を裏で始末するシリーズ。剣の達人だがやたらに斬らないところが特徴。2012/03/14
coloroflife
0
とてもいいタイミングで事が進みます。ほぼハラハラする間も無くあり得ないほど主人公に好都合状態。ややこしい捻りもないので何も考えたく無いときに読むのは良いかも。私的にはやはり物足りない。2016/01/06
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