出版社内容情報
全九郎に左手を斬り落とされた竜之助は、お寅の家で看病され治療に専念していた。そんな時、日本橋の老舗の飴屋・小田原屋の隠居が殺されるという事件が起きた。下手人は妾のおきたと思われたが、竜之助は話を聞くだけで真犯人に迫っていく。
内容説明
柳生全九郎に左手を斬り落とされた徳川竜之助は、さびぬきのお寅の家で、お寅やお佐紀に看病され治療に専念していた。そんな時、日本橋の老舗の飴屋・小田原屋の隠居が殺されるという事件が起きた。下手人は妾のおきたと思われたが、竜之助は岡っ引きの文治の話を聞くだけで真犯人に迫っていく。大好評シリーズ第十弾。
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年、福島県生まれ。立教大学法学部卒業。93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ベルるるる
25
もう剣は使えない竜之助。同心としてどうなっていくのかな。実在の中村半次郎が登場。これでもう徳川幕府が終わるとわかる。 竜之助のこれからはどうなるんだろう。前作から、心配ばっかりしてる私。2016/08/07
厩戸皇子そっくりおじさん・寺
17
左手の負傷をなんとか繋げるが、剣の復活は絶望的な竜之助。お馴染み巻末のチャンバラはどうなるのかと思えばナイス助太刀。あっぱれな助太刀であった。流石〇〇〇〇〇←ネタバレなので伏せとく。そして柳生全九郎、無念。だけどちょっと救われる優しいラスト。2013/07/28
雨巫女。@新潮部
11
《私‐図書館》若様の手は元に戻るかな?でも、聞くだけで、事件を解決できるなら、同心という仕事は、適職だとおもいます。2011/08/31
椿
10
なんとか手は、くっつきそうだけど、まだまだフラフラして危ういなぁ。安楽椅子探偵、楽しかったよ。2015/01/20
ひっと
8
お話はそれほど進展せず。謎解きがメインなんだけれど。その謎解きもなあ。飽きてきたぞい。 2015/08/16