内容説明
文政二年夏、箱根八里を急ぐ丹後宮津藩徒目付、結城左内。藩主松平宗発の寺社奉行加役に伴い、小検使に任じられ、内偵していた男を追う役目の途次であった。突然の雷雨に見舞われ辿り着いた廃寺で、風雨を凌ぐ者が集まり、一夜を明かすことになるのだが…。新気鋭が放つ、書き下ろし長編時代小説。
著者等紹介
三宅登茂子[ミヤケトモコ]
1963年、京都府生まれ。アジア・アフリカ語学院卒。現在、警備会社に勤務するかたわら、山村正夫記念小説講座で創作を学ぶ。『密偵 美作新九郎猫股秘聞』(双葉社刊)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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