内容説明
下谷広小路の呉服商「菱乃屋」の主がかどわかされ、三百両の身代金を要求する脅し文が投げ込まれた。探索を任された半兵衛は、妻女と倅の様子に不審を抱くが、事件は思いもよらぬ転がりを見せてゆく。「世の中には俺たちが知らん顔した方が良いことがある」と嘯く、北町奉行所臨時廻り同心・白縫半兵衛の人情裁きを描く、好評書き下ろし時代小説第二弾。
著者等紹介
藤井邦夫[フジイクニオ]
1946年、北海道旭川生まれ。テレビドラマ「特捜最前線」で脚本家デビュー。以後、刑事ドラマ、時代劇を中心に400本以上の作品を手がける。主な脚本作品として「八丁堀の七人」「水戸黄門」「子連れ狼」など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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zuccalove
3
図書館。 あのお鈴ちゃん!登場。 人情味があり、一癖も二癖もある感じがとてもいい。 久蔵シリーズも、また始めから読もうかな。2017/08/11
oguogumc
2
引き込まれるなー2019/02/01
あかんべ
2
このシリーズ本当に知らん顔でいいの?と思う事件がある。今回は「投げ文」。船を漕いだだけっていうが、どうみても一味じゃん。2013/06/12
黒柴わん子
1
知らぬが半兵衛シリーズ2作目。新吾の御母登場。やっぱり新吾はひとりっ子だったんだと思い知る(笑)久蔵さんとの和馬に雰囲気似てる気がする。走って息切れする半兵衛さんがなんとなく切ない(笑)2017/04/04
トラジ
1
人情味溢れる捕物帳。半兵衛の大らかさに安心感あり。2017/03/29
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- 和書
- 家の本 エクス・リブリス