内容説明
わけも告げず姿を消した妻を探し求めて、駿州沼里から江戸にやってきた湯瀬直之進は、小日向東古川町で店を構える口入屋・米田屋に住み込みの用心棒として雇われる。仔細あって木刀しか使わない直之進だが、さっそく、うだるような暑さのなか、主の光右衛門について江戸の商家を回ることになる。書き下ろし長編時代小説、待望の新シリーズ第一弾。
著者等紹介
鈴木英治[スズキエイジ]
1960年、静岡県沼津市生まれ。明治大学経営学部卒業。1999年、『駿府に吹く風』(刊行に際して『義元謀殺』に改題)で第一回角川春樹小説賞特別賞を受賞。新進気鋭の時代小説作家として注目されている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
46
まだちょっとお若い感じのする作家さんです。佐伯泰英氏と比較する私が悪いのですが、同じような路線です。このシリーズ結構長いようなのでそのうち面白く化けてくれるかも。?ちょっと登場人物のまとわりつきが上手くいかなかっただけでしょう。湯瀬直之進・・妻を探しに江戸へとは言うが・・一体何者?。しばらくこのシリーズを楽しみたいと(#^^#)2022/06/21
ぶんぶん
29
【図書館】「突きの鬼一」が一段落したので、新シリーズに手を伸ばした。 これまた、謎の人物設定、とういう素性でどう転がって行くのか、まるで判らない。 長編という事で、謎は追々判って来るのだろうが、何しろ登場人物が矢継ぎ早で現れるのが一苦労。 視点がコロコロ変わるので付いて行けない、誰が誰やら混乱する事も。 まあ、始まりという事で、これからじっくりと判って来るだろう。 続いて二巻へ。2023/08/08
kanki
12
駿州沼里の出身。江戸に出てきた理由は何か。情景が何となく見えて、面白かった。2024/11/19
klu
9
前半は背景がよくわからなかったのですが、後半話が見えてくるととても面白い!2018/10/14
ごへいもち
8
良さげ2024/05/21