内容説明
はぐれ長屋の四つになる男の子の姿が忽然と消えた。同じ頃、江戸の町でも幼い子供達がいなくなる事件が相次いで起きていた。神隠しか、かどわかしか!?華町源九郎、菅井紋太夫らが子供達を救うべく奔走するが、彼らの前に立ちはだかる謎の刺客…。鏡新明智流と田宮流居合の剣がさえわたる好評シリーズ第四弾。
著者等紹介
鳥羽亮[トバリョウ]
1946年、埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒業。1990年、『剣の道殺人事件』で第36回江戸川乱歩賞を受賞し、作家デビュー。剣豪小説、時代ミステリー分野で活躍中
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感想・レビュー
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harhy
11
神隠しに似せた幼児連続誘拐事件。長屋の男の子が旗本の養子になるかという話があるなど意外な展開含みだったが、やはり長屋の人達の協力で解決。それにしても華町、菅井は強い。2013/12/14
とく たま
7
金も心身の付合いもよい長屋、ちょいとうらやましい・・今回は人拐いの事件で長屋の子も拐われてしまった!新たに長屋へ越してきた裏浸れた絵描きも加わり、活躍を期待しながら楽しめる。大団円の立合、始末の様子も他の時代小説にない容赦なさが堪らないね✨2024/01/31
史
3
人攫いの陰謀を打ち砕き、長屋の平穏を取り戻す。2021/12/20
nyaboko
2
長屋の隠居侍頑張る話。今回は次々と子供が浚われる中、とうとう長屋の子供までもが浚われてしまったため首をつっこむことに。今回は最後までハラハラというより、次の展開が読めなくておもしろかった。なるほど、そういうことかと最後は納得。次も楽しみ。2012/08/27
ひかつば@呑ん読会堪能中
1
長屋の皆で協力するところがいいねぇ。今回は新しい仲間も増えたようだし、相変わらずハラハラさせるが目が離せませんな。さて次だ。2012/08/19