双葉文庫
忘れ花―信州上田藩 足軽ものがたり

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  • サイズ 文庫判/ページ数 363p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575662108
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

年俸が147年ものあいだ、ほとんど変わらなかった足軽がいる。驚くなかれ、ほとんどの足軽が提灯貼り、竹細工、玩具作りなどの内職をしながら、このような冷遇に耐えていたのである。信州上田城下を舞台に“武士ではあるが侍ではない”足軽とその家族の悲哀と矜持を、叙情あふれる筆致で描いた、幕末時代小説短編集。

著者等紹介

片桐京介[カタギリキョウスケ]
長野県上田市生まれ。上田市立図書館、博物館、山本鼎記念館などの館長を歴任。並行して長野大学非常勤講師、上田社会教育大学を設立し、文学科で講義を担当する。退職後は池波正太郎真田太平記館の初代館長に就任。季刊文芸冊子「墾」の主宰を務める
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