双葉文庫<br> 遠山の金さん―生き霊に追われる男

双葉文庫
遠山の金さん―生き霊に追われる男

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  • サイズ 文庫判/ページ数 326p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784575660463
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

背中から二の腕にかけて彫られた桜吹雪のイレズミ―とくれば、これはもう映画、テレビでお馳染みの遠山桜。後年、大目付から勘定奉行、町奉行の要職をつとめた遠山金四郎の、これは柳橋の船宿「船徳」に居候をきめこんで遊び人修業に精を出していたころの物語。数ある“金さんもの”の中でも、さすがに折目正しく格調高い“元祖”ともいうべき異色作!!

目次

家出ざくら
賭碁
万年青(おもと)の秘密
女難
拗ね小町
金さん二人
所帯の金
生き霊に追われる男
柳原心中
真夏の夜の夢
毒の花

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

cogeleau

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柳橋の船宿相模屋の二階に居候する遊び人の金さんはもともと旗本の次男坊の身の上だが、家を飛び出して町人として勝手気ままな生活を送っている。山手樹一郎は長期のシリーズ物として金さんの若き日の行状記という体裁を取っている。この巻では雑誌連載の毎回一話完結で全22話を収めている。恋仲の看板娘お玉とのやり取りや福井町の岡っ引重五郎が持ち込む事件の謎解きが中心で、作者の安定した筆致を毎日一話読み通す味わいは、生活習慣的な快さでもあった。☆☆2023/07/20

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