出版社内容情報
海沿いの町に暮らす高校2年生・瀬山流星は、中学の時の部活動退部をきっかけに、人との距離を置くようになる。本当は友だちと仲良くしたいし、青春を謳歌したい。そう思ってはいるものの、どうして良いかわからず、流星はぼっちのまま。かといって、周りから可哀想な奴だと思われないために毎日必死だ。
そんな流星に「この曲好きなの? 私も好き」と話しかけてきたのは、天真爛漫でクラスの人気者・月島美月だった――。居場所のない主人公の最初で最後の恋。こじらせてしまった高校生の成長を描いた、笑って泣ける青春小説。
【目次】
内容説明
海沿いの町に暮らす高校二年生・瀬山流星は、中学の時の部活動退部をきっかけに、人との距離を置くようになる。本当は友達と仲良くしたいし、青春を謳歌したい。そう思ってはいるものの、どうして良いかわからず、流星はぼっちのまま。かといって、まわりから可哀想な奴だと思われないために毎日必死だ。そんな流星に「この曲好きなの?私も好き」と話しかけてきたのは、天真爛漫でクラスの人気者・月島美月だった―。居場所のない主人公の最初で最後の恋。こじらせてしまった高校生の成長を描いた、笑って泣ける青春小説。
著者等紹介
菊川あすか[キクカワアスカ]
2017年スターツ出版文庫にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
seacalf
36
献本、初当選。ありがとう、菊川さん!読者メーター!陽キャに陰キャ、モブにボッチ、今時の学生さんはこんなにもシビアに自分の立ち位置を日々意識しているのかしら?拗らせボッチな主人公流星君。自意識過剰のかたまりであり、拗らせ感満載の彼の言動に思春期を思い出し、難儀だなあと思いつつ甘酸っぱさに浸る。本当に些細な一歩で世界が一気に広がるのに、どうしてもその一歩を踏み出す勇気が出ない。そうだね、わかるなあ。でも優しいタッチで綴られたこの物語が、若い方々に向けて勇気を奮い立たせるきっかけになってくれますように。2025/08/26
LUNE MER
13
まず、読書メーターの献本は実際に当選します。で、店頭に並ぶタイミングからはひと月ほど遅れはしたものの、マジでサイン本が届きます。ありがたや。(むしろ娘の方が楽しみにしていたので、「まだ?まだ?」とせっつかれたのも本書にまつわるいい思い出。)…さて、あらすじに「最初で最後の恋」なんてあるので、森田碧さんのよめぼくシリーズを完読している身としては身構えてしまったのだが、本作はそういう心配抜きで「青春」にどっぷり浸かったひと夏を仮想体験できる。自分の中高時代の分岐点を片っ端から潰しながら再プレイしたくなるわ…2025/08/22
ごま麦茶
5
双葉文庫パステルnovelさまのXキャンペーンでいただいた本。中学の部活退部をきっかけに、人と距離を置くようになった高校2年生の流星。そんな流星に話しかけてきたのは、クラスの人気者・美月。ぼっちだけど本当は周りと仲良くしたい、でもきっと俺なんて…といじいじネガティブな拗らせ流星にちょっとイライラモヤモヤ。でも読み進めているうち、流星を応援したくなったり、美月との不器用なやりとりにキュンとしたり。読後は微笑ましい気持ちになれました。笑って泣ける青春小説。2025/07/31
すのーまん
4
献本当選、ありがとうございます。普段手を出さないジャンルなので、興味深く読了。自分から壁を作ったりしないで、きちんと向き合うって難しいけどね。それを乗り越えて踏み出した勇気、眩しいわ。2025/08/31
裕愛
0
当選して、登録数とか少ないからどうなんやろなって思ったけど、結構良かった。めっちゃ読みやすかったし、主人公のツッコミが地味におもろかった。なんでぼっちの『 君』が泣いた理由なんだろうと思ってたけど読んで多分わかった。途中で挟まれてる絵は結構好き。良かったと思われる。2025/09/13