双葉文庫<br> それでも旅に出るカフェ

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双葉文庫
それでも旅に出るカフェ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575528909
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

店主の円が世界各国で出会ったスイーツやドリンクを再現して振る舞う「カフェ・ルーズ」。遠いどこかで愛されるメニューを口にすれば、たちまち旅に出た気分になれる。そこは平凡な毎日を送る会社員の瑛子にとってかけがえのない居場所になっていた。だが、新型コロナの蔓延で一変、店は苦境に立たされることに。それでも負けじと営業を続けるカフェに集う客たちもまた、やり場のない思いを抱えていて……。ひとときの口福がほろ苦い謎を解きほぐす連作短篇集。


【目次】

内容説明

店主の円が世界各国で出会ったスイーツやドリンクを再現して振る舞う「カフェ・ルーズ」。遠いどこかで愛されるメニューを口にすれば、たちまち旅に出た気分になれる。そこは平凡な毎日を送る会社員の瑛子にとってかけがえのない居場所になっていた。だが、新型コロナの蔓延で一変、店は苦境に立たされることに。それでも負けじと営業を続けるカフェに集う客たちもまた、やり場のない思いを抱えていて…。ひとときの口福がほろ苦い謎を解きほぐす連作短篇集。

著者等紹介

近藤史恵[コンドウフミエ]
1969年大阪府生まれ。93年『凍える島』で第4回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。2008年『サクリファイス』で第10回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

venturingbeyond

53
シリーズ2冊目は、コロナ禍の中で奮闘するカフェ・ルーズ店主の円さんと瑛子さんの交流が描かれる。かつての自身の言動を後悔・反省し、若干の引け目を感じている瑛子さんだが、円さんは、学び自らを更新する瑛子さんの誠実なあり方を信頼し、店主と常連客の関係を超えた関係が確立されていることが、ストーリーの端々から浮かび上がる。個々のエピソードでは、歪な差別構造に搦め捕られる人物が登場し、その醜悪さや生き辛さが顕になり、これと対峙する2人の差別者や抑圧的な構造を毅然と拒絶する姿勢が対照的に描かれる。好著です。2026/02/01

みんとあめ

43
店主の円が世界各国で出会ったスイーツやドリンクを再現して振る舞う「カフェ・ルーズ」。前作を読んで2年半たつが、カフェ・ルーズは変わらず素敵な場所だった。新型コロナで一変した時を思い出し、考え方が変わった部分もあれば、昔から根付いている厄介な価値感がなかなか面倒なんだよなと思いながら読んだ。いろんなシチュエーションにドキっとして、円や瑛子の言葉がじんわりと染み込んでくる。旅に出たくなる。それも一人がいい。年を重ねるごとに心は柔軟でありたいし、思いたったらすぐ行動する一年にしたい。2026/01/04

piro

39
シリーズ第2作文庫化、待ち望んでました!そして期待を裏切らない美味しそうなメニューとコージーミステリーでした。今回はコロナ禍のお話。不安を抱えつつ生活する瑛子の様子に、あの頃の記憶が呼び覚まされる。そんな中、暫く休業していた円の店「カフェ・ルーズ」が再開。魅力的なメニューに救われた気分になりました。世界各地で愛されるスイーツや料理の数々。どれも食べに行きたくなるものばかり。近所にこんな店があったらいいな。終盤の事件は、ちょっと後味が悪かったけれど、円のしなやかな強さに安堵。更なる続編希望です。2025/12/15

mayu

30
それでも旅に出るカフェシリーズ2作目はコロナ禍が舞台。あの頃の事を思い出しながら読んだ。先が見えない不安に揺らぎながらも日々を送る物語に励まされたり、共感したり。このシリーズやっぱり好きだなぁ。今回も出てくる異国の食べ物や飲み物がとても美味しそう。毎月旅に出ていた円が旅に出られなくなっても自分は自由だという気持ちを持って出来ることをやっている姿が印象的だった。生き方や選び取る物は周りに強制されるものでは無く自由でありそれぞれの幸せがあるのだと感じた一冊。2026/02/11

DONA

24
新型コロナが大流行して行動自粛が叫ばれた頃の話です。誰もが予想しなかった事態に世界中がパニックに陥ったのはほんの数年前のことなんですよね。飲食店は特に影響があったので、カフェは大打撃だったでしょう。そんな事態を乗り越えている力強さも感じる作品でした。まだシリーズ続くかな?2026/01/06

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