出版社内容情報
「私もこの優しい奇跡に出会いたい」などの声が多く寄せられた感動作を文庫化。東京でアパレルに勤める中村みどりのもとに、物心つく前に別れたきりの父親が亡くなったとの知らせが入る。佐賀県唐津市でテーラーを営んでいた父は「遺品リメイク」の仕事をしていた。仕方なく残った注文を引き受け、年代物の足踏みミシンを動かし始めると――なんとミシンの中から遺品の持ち主だった故人が話しかけてきた……故人そして遺された人々の意外な心情が浮かび上がる、涙あり笑いありの人生劇場!『奇跡のミシン 天国の声、届けます』を改題。
【目次】
内容説明
東京のアパレルで働く中村みどりのもとに幼い頃に生き別れた父親が突然亡くなったと知らせが届く。唐津でテーラーを営む父は大事な遺品を小物などにリメイクする仕事をしていた。残った数件の注文を引き継いだみどりが年代物のミシンを使い始めるとなんとミシンの中から遺品の持ち主だった故人が話しかけてきた。生前伝えられなかった秘密や想い。託された伝言をみどりが遺族や関係者に届けると…「ほろりとさせつつ、前へすすむ元気がもらえる作品でした」などの声が寄せられた感動作、待望の文庫化。
著者等紹介
清水有生[シミズユウキ]
1954年東京都生まれ。1974年に板橋区役所に入り、福祉事務所でケースワーカーとして10年間勤務した後、1984年に退職。1987年に「正しい御家族」が「第1回TBS新鋭シナリオ賞」を受賞したことをきっかけに脚本家デビュー。以降、多くの脚本を手がける。1998年「第6回橋田賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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