出版社内容情報
仲間の助けを借りた甚夜は、南雲叡善の企みを阻止して皆を救うことができた。だが、目的の一つであった鬼哭の妖刀は、混乱の最中、吉隠によって持ち去られてしまう。吉隠が密かに狙っていた鬼哭に秘められた能力、それは甚夜にとっては葛野の記憶に繋がる大切なものだった……?
――大正編が大団円を迎える!
大人気和風ファンタジー巨編、第十巻が文庫化!
【目次】
内容説明
仲間の助けを借りた甚夜は、南雲叡善の企みを阻止して皆を救うことができた。だが、目的の一つであった鬼哭の妖刀は、混乱の最中、吉隠によって持ち去られてしまう。吉隠が密かに狙っていた鬼哭に秘められた能力、それは甚夜にとっては葛野の記憶に繋がる大切なものだった…!?―大正編が大団円を迎える。大人気和風ファンタジー巨編、第十巻!
著者等紹介
中西モトオ[ナカニシモトオ]
愛知県在住。WEBで発表していた小説シリーズ『鬼人幻燈抄』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
くーすけ
7
穏やかな日々が続くのかと思った。野茉莉との再会。芳彦と希美子の恋心。溜那との日々。だが、吉隠は大人しくしていてはくれなかった。溜那が自我を無くして鬼として闇へ落ちて行くのか、甚夜は溜那を打つのかとはらはらした。なんとか吉隠を退かせ、溜那の心を連れ戻せたことに安堵。そして今回は、現代パートとのリンクが素敵だった。暦座が現代まで続いていて、芳彦達がテレビを通して甚夜に語りかける場面は暖かかった。変わらないものの大切さ。2025/11/20
陽ちゃん
7
シリーズ10作目。前回の南雲叡善一派との戦いの最中に、鬼哭の妖刀を持って姿を消した吉隠。その彼が再び現れ、とんでもない方法で大正の世を破壊しようとするのに対峙する甚夜。前半がキネマ館『暦座』での芳彦と希美子との甘酸っぱい話や平成の世の甚夜くんたちの話だっただけに、いきなり闘いだす!?とちょっとびっくりしました。結局、トドメを刺せず吉隠に逃げられてしまったので、いずれ又、対峙するのでしょうが、一応、大正編は此処までで、次はとうとう昭和編。平成まで存続する暦座の人たちから甚夜へのメッセージ、最高です!2025/10/05




