双葉文庫<br> 残月記

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双葉文庫
残月記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 496p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575528053
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「月昂」と呼ばれる感染症が広がり、人々を不安に陥れている近未来の日本。一党独裁政権が支配する社会で、感染者の青年・冬芽は独裁者の歪んだ願望により、命を賭した闘いを強いられる。生き延びるため、愛を教えてくれた女のため、冬芽は挑み続ける――表題作。「月」をモチーフに、著者の底知れぬ想像力と卓越した筆力が構築した、かつて見たことのない物語世界。本屋大賞ノミネート、吉川英治文学新人賞&日本SF大賞W受賞という史上初の快挙を成し遂げた真の傑作。

内容説明

月昂と呼ばれる感染症が広がり、人々を不安に陥れている近未来の日本。一党独裁政権が支配する社会で、感染した青年、冬芽は独裁者の歪んだ願望により、命を賭した闘いを強いられる。生き延びるため、愛を教えてくれた女のため、冬芽は挑み続ける(表題作)。「月」をモチーフに、著者の底知れぬ想像力と卓越した筆力が構築した、かつて見たことのない物語世界。本屋大賞ノミネート、吉川英治文学新人賞&日本SF大賞W受賞という史上初の快挙を成し遂げた真の傑作。

著者等紹介

小田雅久仁[オダマサクニ]
1974年宮城県生まれ。関西大学法学部政治学科卒業。2009年『増大派に告ぐ』で第21回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。13年『本にだって雄と雌があります』で第3回Twitter文学賞国内編第1位。21年に刊行した本書『残月記』で本屋大賞ノミネート、第43回吉川英治文学新人賞と第43回日本SF大賞を史上初のW受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

宗蓮

9
「ここは全部、あたしたちの世界やから……」与えられた世界が全てでは無いのかもしれない。それは当人にとって良くも悪くも突然裏返ることで浮き彫りになるのだ。ハッキリ言っていつも見てる月が裏返っても気付かないです。アッチがあっても気付かないのかも知れない。そういう想像力の3篇。内容が面白いとか云々より、解説にある様に凄い想像力。それに上手さによって読み手にも少し分け与えられる想像力。そこを体験するのが本書の楽しみ方と感じました。彼の、彼ら彼女らの世界は僕らの世界やから。2024/11/20

てっちゃん

6
月をモチーフにした3編だが、それぞれが妙な魅力を持っている。これも、作者の豊かな想像力の賜物であろう。特に、「残月記」は優れた恋愛小説だと思う。2024/11/23

ふるい

5
もう一つの世界、パラレルワールドとしての"月"がモチーフの作品集。最初の「そして月がふりかえる」が一番好みだった。2024/11/30

bela

5
月により人生を狂わされた人々を描いた三つの物語。世にも奇妙な物語風、SFファンタジー風、そして歴史大河小説風と三作品とも趣きは違えど大変楽しめた。初読みの作家さんだが月をテーマにとんでもない創造力でこんな小説が読みたかったのだよ!と歓喜。感染症に罹患した人々や腐敗政治蔓延る近未来を舞台に一人の女を愛し続ける男の純愛を描いた表題の残月記が特に圧巻、狼男伝説や中島敦の山月記をモデルにしている印象。読了後は月を眺めて色々を想像してしまいますね。2024/11/28

播州(markⅡ)

4
月を題材にした3つの短中編。理不尽な状況に追い込まれても理性の手綱は最後まで話さなかった「そして月がふりかえる」の主人公好き。 「残月記」では今一つのめり込めないかも…と思っていたが、気が付けばラストシーンで泣いてしまっていた。 宇野が掘り続けたすべてのものはきちんと月世界、ひいては瑠香のもとに届いていたんだなと。2024/12/05

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