出版社内容情報
目隠し姿で両手足を拘束された男の首に、絞縄が巻かれる。この世で最後の息は踏み板の外れる音にかき消され、刑場の奈落へと堕ちていった――。
数日後、東京地裁民事部の判事・山代は同僚から「余命宣告を受けた被害者の交通事故死案件」を相談され、調書に記された名に愕然とする。被告の七浦は、かつて担当した訴訟で、無謀運転により相手に重傷を負わせた張本人だったのだ。
胸騒ぎを覚えた山代は、同じ手口で悪党に100万倍返しする影の裁判所・東京ゼロ地裁で独自に調べ始める。
一方、妻子を手にかけた罪で兄が死刑となった紗和は、ある日、殺されたはずの義姉によく似た女を見かける。
だが、事件を捜査した所轄署に駆け込むも、当時取り調べた刑事は誰も残っていなかった。裁判も刑の執行も終わった今、途方に暮れる紗和に、意外な人物が救いの手を差し伸べる。秘密裏に進められる再捜査。やがて、事件に隠されたドス黒い真相が浮かび上がる。
卑劣な手口で逃げおおせる極悪人から、金も命も強制執行!! 書き下ろしシリーズ第3弾。
内容説明
目隠しされた男の首に絞縄が巻かれる。この世で最後の息は踏み板の外れる音にかき消され、刑場の奈落へと堕ちていった―。数日後、東京地裁民事部の判事・山代は同僚から「余命宣告を受けた被害者の交通事故死案件」を相談され、調書に記された名に愕然とする。被告の七浦は、かつて担当した訴訟で無謀運転により相手に重傷を負わせた張本人だった。胸騒ぎを覚えた山代は、悪党から金も命も強制執行する影の法廷・東京ゼロ地裁で独自に調べ始める。書き下ろしシリーズ第3弾。
著者等紹介
小倉日向[オグラヒナタ]
1964年、新潟県生まれ。上越教育大学大学院修了。地元での公務員生活を経て、2020年、『極型』(双葉社刊・後に文庫化)にて作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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坂城 弥生
fuku3
きさらぎ
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