出版社内容情報
刑事事件の被害者側が民事で勝ち取った賠償金を踏み倒す悪党を、同じ手口で100万倍返しする影の裁判所・東京ゼロ地裁。表の世界では東京地裁民事部の判事であるボスの山代忠雄は愛娘から特殊詐欺にあった友人の祖母が自殺したと聞かされる。葬儀の日、娘を車で会場に送った山代は外でうなだれる若い男を発見。男は老女を死へ追いやった詐欺の実行犯だった。ひとりで自首しようとする男を説得し、黒幕を教える約束を取り付けた山代。その先には凄絶な闇が待ち受けていた。ターゲットの金も命も強制執行!! 書き下ろしシリーズ第2弾。
内容説明
刑事事件の被害者側が民事で勝ち取った賠償金を踏み倒す悪党を、同じ手口で100万倍返しする影の裁判所・東京ゼロ地裁。表の世界では東京地裁民事部の判事であるボスの山代忠雄は、特殊詐欺にあった友人の祖母が自殺したと愛娘から聞かされる。葬儀の日、娘を斎場に送った山代は、外でうなだれる若い男を発見。男は老女を死へ追いやった詐欺の実行犯だった。ひとりで自首しようとする男を説得し、黒幕を教える約束を取り付けた山代に、凄絶な闇が待ち受けていた!!書き下ろしシリーズ第2弾。
著者等紹介
小倉日向[オグラヒナタ]
1964年、新潟県生まれ。上越教育大学大学院修了。地元での公務員生活を経て、2020年、『極刑』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オーウェン
54
非道の限りな犯罪に対し、裏側で裁きを下す東京ゼロ地裁。 勧善懲悪ともいえる世界観を作っているが、あくまでも法律で裁けない部分。 苦しんだ人々の懇願によって、裁判長の山代はじめ東京ゼロ地裁は動く。 詐欺まがいの主犯と、それを見過ごす警察署長。 彼らに裁きを下すため、女医や警察関係者が周囲を固め、そして始まる裁判。 悪人がこれでもかと貶められるのでスカッとするが、次巻への伏線になりそうな巨悪の存在もいるが、権力に対してどこまで線引きできるのか。2024/06/19
fuku3
19
2024.1.13読了。シリーズ第2弾。昼は東京地裁の民事裁判官山代忠雄!裏の顔は東京ゼロ地裁の裁判官で表で裁けない悪事を裁く!裁判官てそんな暇なの⁉︎そんな事していて表の仕事は大丈夫なのと心配になってしまう!勧善懲悪な現代版必殺仕置人!と言えばその通りですが余りにも内容が薄くcheapである!まるで昭和の週間漫画(ドーベルマン刑事)を読んいる感じがした!特殊詐欺の元締めを拉致しAIの妻子の画像で恫喝し仲間の警察関係者の名前を吐かせ海外に売り飛ばす⁉︎そんな簡単に行くか⁉︎マンガか⁉︎まったく捻りがない!2024/01/13
きさらぎ
17
今回は一つの事案だったけど、たくさんの「悪人」が関わっており、制裁の仕方がそれぞれ違っている。制裁は罪深さに比例する形なので「コイツはどんなお仕置きを受けるんだろう?」と考えながら読むのだけど、ま〜いろんなパターンを考えつくもんだ!もちろん最高刑は「死」。その方法も、その人が行った悪事に沿った形になる。被害者の命は戻らないけど少しでも供養になると信じて、ゼロ地裁の今後の活躍も見届けたい。2025/01/26
み
17
さくさくと、2時間ドラマっぽいかも。2作目も美鈴先生、カッケー^ ^2024/04/28
ひよこ
7
やはり美鈴先生が最強2024/08/24
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