出版社内容情報
明治十年(1877年)。甚夜は、思春期を迎えた娘の野茉莉との接し方に手を焼く日々をおくっていた。そんな中、すっかり鬼そばの常連客になった染吾郎が、百鬼夜行の噂話を仕入れてくる。夜毎、京の町を練り歩く数多の怪異――その中心にいたのは、五年前、甚夜と兼臣が対峙して苦戦を強いられた鎖を操る鬼女だった。いよいよ災厄の女、マガツメが動き出す。大人気和風ファンタジーシリーズの第六巻が文庫化!
内容説明
明治十年(1877年)。甚夜は、思春期を迎えた娘の野茉莉との接し方に手を焼く日々をおくっていた。そんな中、すっかり鬼そばの常連客になった染吾郎が、百鬼夜行の噂話を仕入れてくる。夜毎、京の町を練り歩く数多の怪異―。その中心にいたのは、五年前、甚夜と兼臣が対峙して苦戦を強いられた鎖を操る鬼女だった。いよいよ災厄の女、マガツメが動き出す。大人気和風ファンタジーシリーズの第六巻!
著者等紹介
中西モトオ[ナカニシモトオ]
WEBで発表していた小説シリーズ『鬼人幻燈抄』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
53
明治編、マガツメが蠢動し始める。地縛との因縁を断ち切る兼臣だったが、その正体は・・・。甚夜の妻帯(笑)野茉莉の嫉妬が可愛らしい。少々ツンデレな印象だった兼臣だが、甚夜を旦那様と呼ぶ辺り、かなりお茶目だな。そして表題エピソード『夏宵蜃気楼』では、残念な別れ方をした江戸のあの娘の“今”が、平吉や野茉莉を通じて語られた。こうしたエピソードの回収が、この作者さんの優しいところ。ちょこっと挟まれる平成の小さな閑話も楽しい〜。でも幕引きは不穏。2026/01/07
HaruNuevo
10
前巻は圧倒的な感情の渦を巻き起こされて、それこそボロボロになるまで泣いたが、本巻は静かに深く心を揺り動かされ、カ気付いたら涙が流れている、そんな感じ。主人公甚夜と、彼を取り巻く人々との関係の移ろいが、なんとも言えない味わい。 2023/09/15
陽ちゃん
9
紆余曲折ありましたが甚夜と野茉莉の父娘の絆が強くなった巻だったと思います。「野茉莉あんぱん」はどうかと思いますが…。不穏な終わり方だったので、続きが気になります。2024/01/10
あずとも
8
甚夜と野茉莉の年が近づいて考えさせられる鬼と人の家族の形。ふくら雀の根付をきっかけに懐かしい人物が再登場したエピソードが良かった。マガツメの正体が判明しまさかの白雪まで?平吉は大丈夫なのか気になるところで次巻へ。2023/09/24
417
6
シリーズ6冊目。子供と大人の境目あたりに成長した娘の野茉莉ちゃん。血の繋がった親子でさえ色々あるのだから、そりゃ色々思う事はありますよ。ましてや、相手は人でもない鬼。時の流れさえ違う生き物。 このシリーズの親子の話はどれも優しい話だったけど、甚夜と野茉莉ちゃんの話もよかったな。以前のような仲良し親子に戻れて良かった。ただ、あんぱんにまで娘の名前をつけるとは、、、びっくりよ! ラストの展開は何なら不穏。平吉は大丈夫かしら?ハラハラしちゃうわ2024/10/04
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