出版社内容情報
人気作家が、最後の最後で物語の景色を一変させる「どんでん返し」をテーマに描くミステリーアンソロジー。驚き5連発の小旅行をお楽しみください。
芦沢央 / 阿津川辰海 / 伊吹亜門 / 斜線堂有紀 / 白井智之
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COSMOS本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mae.dat
272
1990年代前半に生誕の5名のアンソロジー。極私的な話ですが、芦沢央さん、阿久津辰海さんはそれぞれ1冊だけ読んだ事がありましたが、他の方はご芳名を聞き、興味を抱きながらも未読で。丁度良いって事で。特に白井智之さんは過激な描写も有ると聞いていたので、味見と言うか作風を確認するのにも丁度良さそうと思ったのです。読んでみたかったけど、儂は見合わせた方が良さそうなのかなぁ。斜線堂有紀さんの『雌雄七色』はメールと手紙だけで構成されていて面白いですね。オチは予想できましたが。オチの重要な説明にも誤りがある様な……。2024/02/11
machi☺︎︎゛
106
気になる作家さんばかりのどんでん返しのアンソロジー。全部初めて読む作品で楽しんでいたけど、最後の白井智之さんの「人喰館の殺人」で今までのが全部吹っ飛ぶくらいの衝撃を受けた。エログロが詰まっていて少しホラーも入っていて長編でじっくり読みたいと思った。正真正銘のどんでん返し。とあったがまさにその通りだった。2023/08/01
KAZOO
100
「どんでん返し」ということでかなり今までにシリーズで出版されていることを知りました。ここには5人の作家さんの作品が収められていますが、表題にあるような感じはあまりしませんでした。ただ最近のミステリー的な感じの作品というのはこのような内容のものが多いのかなあという印象でした。芦沢さんと白井さんの作品が楽しめました。2025/05/24
みゆ
78
5人の作家さんによるどんでん返しのアンソロジー。一番面白かったのは伊吹亜門さんの『遣唐使船は西へ』漂流中の遣唐使船での密室殺人とは舞台設定が斬新、動機にビックリ('∇^d)☆!!最近短編集は連作短編を読むことが多いので、こーゆーバラエティー豊かなアンソロジーもまた楽し(o^^o)2023/11/13
オーウェン
70
どんでん返しシリーズ。顔ぶれを見ると、ここ10年くらいのミステリ作家たちで纏めている。 全員好みの作風だが、芦沢さんの「踏み台」 アイドルとストーカー対処の方法に裏がという類い。 阿津川さんの「おれ以外のやつが」 殺し屋が狙った双子の作家の片割れだが、ターゲットがすでに殺されていたという真相。 アクションもありだし、この殺しの依頼者などよく出来ている。そして殺し屋だからこその哀愁も。 白井さんの「人喰館の殺人」山荘に閉じ込められた7人の男女。外には羆がおり隔絶の中で起きる殺人。そこにはある仕掛けが。2023/06/16
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