出版社内容情報
1930年代のヨーロッパ。農家の娘モモは、政府の農業集団化政策で家族を引き裂かれた。大飢饉によって弟も失くしたモモは故郷をあとにし都市に出るが、そこで待っていたのは住民の相互監視と密告だった――。 ウクライナとロシアのあいだで起きた過去の歴史に着想を得た、一人の少女の逃亡劇。
内容説明
農家の娘モモは、政府の農業集団化政策と飢饉によって家族が引き裂かれた。一縷の望みをかけ、故郷を出て街に向かったが、そこで待っていたのは監視と密告。モモは生きるため、あることを始める…。かつて「ソ連」だったウクライナとロシアの歴史に着想を得て描いた少女の苛酷な日々。やがて見えるであろう一筋の光に、胸が震える感動作。
著者等紹介
清水杜氏彦[シミズトシヒコ]
2015年「電話で、その日の服装を言い当てる女について」で第37回小説推理新人賞、『うそつき、うそつき』で第5回アガサ・クリスティー賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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