出版社内容情報
警視庁の鷺沼と神奈川県警の宮野は、神奈川県警管内で発見された腐乱死体が碌な捜査もせず自殺と断定されることに疑問を持ち捜査を開始する。だが、二人の行く手を警察上層部が阻む。その裏には政治家の影がちらついていた。型破りコンビが巨悪と戦う大人気警察シリーズ最新作。
内容説明
横浜の山中で若い女性の腐乱死体が発見されるが、事件は碌な捜査もされぬまま自殺として処理される。不審に思った神奈川県警の宮野が独自捜査をすると、その直後、何者かに襲われてしまう。警視庁捜査一課の鷺沼たちは、女性と同居していたカリスマ投資家の男に目を付けるが、その裏には政官界に還流する巨額の金と、それを牛耳る巨大な権力が控えていた―。鷺沼&宮野の刑事コンビが警察組織の垣根も、法律をも越境して巨悪と対峙する国民的警察小説第8弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ドットジェピー
6
面白かったです2024/10/13
hiyu
5
相変わらずのタスクフォースの面々。巨悪を前にしたスリル満点の展開にあのラスト。やっぱり追いかけたくなるな。2023/12/19
ohion
3
宮野がもってきた殺人事件の疑惑。ネタは大きくなり、政治家と警察庁のつながりへ。 巻をおうごとに、三好・井上が宮野よりになり、タスクフォースってなんのチームだっけと。 とはいえ、今回は、タスクフォースの捜査と捜査本部の捜査が並行で進み、いままでと少し違う趣。楽しんで読めました。 次作がシリーズの最終作。文庫化を楽しみに待ちます。2023/01/23
かえで
1
いつものパターンといえばそんな感じ。 制裁はなかったようなあったような? 三好さんにちょっとだけ幻滅2024/01/09
めだか
1
越境捜査シリーズ第八弾。 やっぱり面白いです、このシリーズ。政界や警察キャリアの巨悪をやっつける様はハラハラして、最後はスッキリします。個性豊かなタスクフォースの面々も大好きです。 しかし、著者が一昨年亡くなられ、もう楽しめないかと思うと残念でたまりません。 笹本稜平氏のご冥福をお祈り致します。2023/02/13