出版社内容情報
今年も出雲に神有月がやってきて、準備に大忙しのホテル櫻葉。お祭り騒ぎの最中、「祭りと言えば花火」との時町見初の一言をきっかけに、花火を作ってくれる妖怪を探すことになったホテル櫻葉の一行は、その過程で名を呼ぶことも憚られている、ひとりの妖怪のことを知る。笑って泣けるあやかしドラマ、第十三弾!
内容説明
神様やあやかしが見えない普通の人間ながら、ホテル櫻葉の常連である野上という客が、娘と連れ立って宿泊に訪れた。物腰も柔らかく、心優しい野上の久しぶりの来訪を喜ぶ時町見初だったが、野上が足繁くホテル櫻葉に通うのには、ひとつの秘められた目的があった。やがて明かされるその目的と、野上が心の奥深くに沈めた、悲しい過去の出来事とは…?笑って泣けるあやかしドラマ、第十三弾!
著者等紹介
硝子町玻璃[ガラスマチハリ]
2014年、第2回「なろうコン大賞」を受賞し『異世界の役所でアルバイト始めました』(双葉社・モンスター文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はにこ
38
モフモフ2匹が太鼓打ってる姿想像したら顔がニヤけた。子供におっかけられたり相変わらずカワイイ。花火の話もほっこりしたし、最後の話は夫婦愛にホロッとした。メインの話からは遠ざかっていたけど心が温まる作品だったと思う。2023/05/02
よっしー
23
あいかわらずドタバタではありますが、直接的な害は無い物はかりだったと言うこともあり、気をはらずに読めました。見初が様々な厄介事に全力で関わりに行く姿を見て、やきもきしている冬緒が哀れでしたが、こうも開き直られたら、腹をくくるしかなさそうですね(笑2024/10/16
霖 - rin -
14
相変わらずゆるーい優しいお話でした。花火の話とか結構好きだったなぁ。それにしても冬ちゃん初期の面影全然ないなぁ。かつ見初と進展という進展がなく、未だにこの2人恋人同士なのを忘れてしまいそうです。笑2022/12/31
はなりん
11
今巻は、ホテル櫻葉の日常の巻。四家や見初の能力関係のお話はお休み。どのお話も妖や神様とホテル櫻葉の従業員達のほっこり心温まるお話でした。それにしても見初ちゃんって、こんなキャラだった?段々振れ幅が大きく極端になってる気がする。2023/02/26
みどり
8
なんかのほほんとしすぎていて、初めの頃の緊張感がなくなっている。 恋人同士になって、このままダラダラ続くのかな? 悪くはないけれど、と。2023/01/15