内容説明
少女のころ、ひとりで空想するのがすきだったフローレンスは、よく病院ごっこをしていました。やがて、両親の反対をおしきって看護をまなび、戦地の病院におもむきます。「ランプをもったレディ」傷つき、または病にたおれた兵士たちは、親しみをこめて、フローレンスをそうよびました。
著者等紹介
デミ[デミ] [Demi]
1942年、アメリカのマサチューセッツ州ケンブリッジに、建築家の父と画家の母との間に生まれる。ロードアイランドデザイン学校、インドのバロダ大学などに学ぶ。グァテマラ、ブラジル、イギリス、日本など、文化の違う国々を旅し、東方芸術、仏教芸術への関心を深めた。130を超える絵本を発表。現在、中国人の夫とともに、ワシントンに暮らしている
さくまゆみこ[サクマユミコ]
東京都に生まれる。編集者、翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリー
66
フローレンス・ナイチンゲールの伝記絵本。彼女の業績について大まかに知ることができたことが収穫です。「ランプを持ったレディ」と呼ばれるようになった所以も分かったところで、もう少し内容の濃いものを読みたいと思っています。2021/08/09
Kawai Hideki
40
「ランプを持ったレディ」こと、ナイチンゲールの伝記的絵本。名家のお嬢様として生まれ、両親からの反対にもめげず、傷病者のために看護師になることを決意し、陸軍病院での衛生環境向上で多大な成果をあげるといった、一連の流れをさらっと紹介。要所要所のポイントは押さえられているとは思うものの、あまりにさらっとしすぎて、「ナイチンゲールの凄み」とか「彼女が持っていた熱量」みたいなものがあまり伝わってこない。入り口の伝記としては、まあ、妥当なのかなあ。2021/10/24
鴨ミール
30
ナイチンゲールという人は統計学者でもあったそうな。読書好きなお父さんとパーティー好きなお母さんのもとに生まれたナイチンゲールは、華やかな場所にいても病気や貧しさに苦しんでいる人たちのことが気になったというのが凄い。巻末に年表がついていて、分かりやすい。詰まった下水とよどんだ空気のせいで、衛生状態がほんとに悪くなるんだ!2025/06/13
たまきら
29
娘さんが大好きなナイチンゲールの伝記です。とても美しい本なので気に入るかと思ったんだけど、娘さんはパラ見。オカンはとてもきちんとまとめてある素敵な作品だと思います。2021/11/17
花林糖
25
(図書館本)デミさんの絵がとても素敵なナイチンゲールの伝記絵本。子供の頃に伝記を読んで以来なので新鮮な気持ちで読めた。一番ビックリだったのが良家出身だったこと。2017/02/23
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