双葉文庫<br> 落花狼藉

個数:
電子版価格
¥836
  • 電書あり

双葉文庫
落花狼藉

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月26日 04時52分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 408p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575525908
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

戦国の気風が残る江戸時代初期。徳川幕府公認の傾城町・吉原が誕生した。吉原一の大見世・西田屋の女将の花仍は、自身の店は二の次で町のために奔走する夫・甚右衛門を支えながら、遊女たちの世話を焼き、町に降りかかる奉行所からの難題に対峙していくが……。花仍の一生を通して、日本一の遊郭を築き上げる姿を描く長編小説。

内容説明

戦国の気風が残る江戸時代初期、徳川幕府公認の傾城町・吉原が誕生した。吉原一の大見世「西田屋」女将の花仍は、自身の商いは二の次で町のために奔走する夫・甚右衛門を支えながら、店を切り盛りしていた。幕府からの難題、遊女たちの色恋沙汰、陰で客を奪う歌舞妓の踊子や湯女らに悩まされながらも、やがて町の大事業へと乗り出していく―。時代小説の名手が、江戸随一の遊郭・吉原の黎明と、そこに生きる人々の悲喜交々を描く傑作長編。

著者等紹介

朝井まかて[アサイマカテ]
1959年大阪府生まれ。甲南女子大学文学部卒業。2008年『実さえ花さえ』(のちに『花競べ 向嶋なずな屋繁盛記』と改題)で第3回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞してデビュー。14年『恋歌』で第150回直木賞を受賞。続けて同年『阿蘭陀西鶴』で第31回織田作之助賞、15年『すかたん』で第3回大阪ほんま本大賞、16年『眩』で第22回中山義秀文学賞、17年『福袋』で第11回舟橋聖一文学賞、18年『雲上雲下』で第13回中央公論文芸賞、19年『悪玉伝』で第22回司馬遼太郎賞、20年『グッドバイ』で第11回親鸞賞、21年『類』で第71回芸術選奨文部科学大臣賞と第34回柴田錬三郎賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のり

100
幕府から公認の傾城町(吉原)を勝ち取った「甚右衛門」と女将の「花仍」。女将としては半人前だったが、店の切り盛りや遊女達の世話、幕府からの難癖めいた仕置に対して、懸命に立ち向かった。世間からは亡八と呼ばれ、冷たい目を向けられたが、江戸を支えた文化を築き上げたのも確かだ。初代からの信念を貫く「西田屋」。天晴であった。2023/01/05

じいじ

97
天下分け目の関ヶ原の合戦から十数年、家康が都を江戸に移した。男が遷都で動けば、女も黙っていません。「吉原誕生」に奔走する姿、その隆盛秘話が綴られた物語。これまで𠮷原を題材にした本は何冊も読んできたが、今作は取材が緻密で読み応えがあり面白かった。「廓・吉原」の表側だけでなく、そこで働く女たちの舞台裏の姿が、丁寧に描かれています。江戸幕府から吉原の店店に「売色御免」の御墨付けが出たのをきっかけに、東西の女たちの戦いに、さらに拍車がかかるも見どころの一つです。ゆっくり味わいながら、読み返したい一冊である。2022/08/11

優希

72
面白かったです。知っているようで知らない吉原の姿を見たようでした。吉原は江戸の遊郭だっただけに扱いにくい題材だったのでしょうか。思えば遊女関連を軸にしたものはこれが初めてだったかもしれません。江戸の遊び文化が興味深かったです。2022/09/05

sin

66
傾城町吉原の若い女将が遊女を連れた参詣の帰りに女歌舞伎に行く手を阻まれての大立回りからの破天荒な女の一代記と…そうした趣向の物語かと早合点したが、どっこいそんな軽々しい話ではない。江戸の初め吉原を売色御免の町とお上からのお墨付きを受け、亡八を自認しながらも自らの信念を貫いた男の業績“吉原”の成り立ちをその女房の視点から語り上げた物語だ。いうなれば近年ではあの鬼滅で女性の性が商品であることが物議を醸した遊郭が主役だと云える。その生業の倫理的な側面は別として江戸文化の一翼を担った場所であることは否めない。2023/03/22

ゴルフ72

58
まさに吉原ここに始まる。その意味が全編を通してひしひしと感じる。いつも時代物を読むたびに私の心はタイムスリップしてしまう。今回もそうだった・・・花仍の目を通してタイムスリップしてしまった。吉原黎明期から真の吉原となるまでを・・・一気に読んでしまった。2022/08/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19870059
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。