出版社内容情報
国家権力で悪を追い詰める公安0課作業班。〈刑事の匂いのしない者〉として交番巡査から公安に引きずりこまれた瀧川は、神子島に本社機能を移転する大手人材派遣会社・アノンに潜入を命じられる。アノン創業者は過激思想の持ち主で、政官財とヤクザを巻き込むテロを画策していた。瀧川ら0課作業班は暴走する巨悪を止められるか。超人気シリーズ最新刊!
内容説明
国家権力で悪を追い詰める公安0課作業班。“刑事の匂いのしない者”として交番巡査から0課に引きずりこまれた瀧川。瀬戸内海の神子島に本社機能を移転する大手人材派遣会社・アノンに潜入を命じられ、創業者の武永に浮上した過激派疑惑の内偵を進める。一方、同じ0課の藪野は解散した暴力団・西比良組の残党を追っていたのだが、アノンとの怪しい繋がりを掴む。大企業とヤクザ…日本を震撼させる陰謀が水面下で進んでいた。0課作業班は暴走する巨悪を止められるか。超人気シリーズ最新巻!
著者等紹介
矢月秀作[ヤズキシュウサク]
1964年兵庫県生まれ。文芸誌編集者などを経て、小説家へ転向。94年に『冗舌な死者』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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み
16
さくさくと♪島に移転の人材派遣会社って、あの会社が浮かびますが。ともあれ、ご無事でなによりです。だんだん、今村さん推しになってきたかも。2025/04/05
けんけんだ
14
公安の潜入作業班員 瀧川と仲間である藪野、白瀬の三人の活躍。世の中に潜入捜査してる人はこんなに存在するかな…面白くて一気に読めました!2022/07/03
タナー
11
待機が続いていた瀧川は綾子・遙香母娘のことを思い、入籍を真剣に考えていた。そんな矢先、今村からの指令で潜入を命じられる。今回の潜入先は、大手人材派遣会社・アノン。大企業がヤクザと癒着か!?藪野や白瀬らとともに、日本を震撼させる巨大な陰謀に立ち向かう瀧川だが....。とにかくこの作家が描くストーリーはド派手なアクション・シーンがスゴい。ラストでは、いよいよ瀧川もここまでか!?とも思わせるような描写で、読んでいてチカラが入ってしまった。瀧川に平安な日々は訪れるのか??勿論シリーズ次作にも、期待。 2022/07/09
りちゃ
6
シリーズ4作目。このシリーズ、続けて読むことが初めてだったのだが、たまたまなのか…。かなり前回とかぶる。と、感じてしまった。公安、恐るべし。といった感想か。2022/09/24
てつ
4
なんていうかアクション映画みたいな感じ。 読んでて映像が頭に浮かびやすい。 さらに、この著者の本は、最後は正義が勝つことが多いので、安心して読める。 とはいえ、裏切りの場面が多いので、誰が味方で、誰が敵かがわからないから、ドキドキする。 こいつは味方か/敵か、と予想しながら読むのはおもしろい。 2022/07/03