双葉文庫<br> やさしい夜の殺意

個数:
電子版価格
¥715
  • 電子版あり

双葉文庫
やさしい夜の殺意

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月18日 16時30分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 282p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575524284
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

両親と喧嘩をして実家を出た久美。身を寄せたのは13年間疎遠だった兄の家だった。彼は郊外の瀟洒な一軒家に、やや翳りのある物静かな雰囲気の美しい妻と暮らしていた。兄夫婦との居心地のよい生活がつづいていたが、底知れぬ不幸は音もなく近づいてくるのであった(『やさしい夜の殺意』)。予測不能のサスペンス短編集!

内容説明

両親と喧嘩をして実家を出た久美。身を寄せたのは13年間疎遠だった兄の家だった。彼は郊外の瀟洒な一軒家に、やや翳りのある物静かな雰囲気の美しい妻と暮らしていた。兄夫婦との居心地のよい生活がつづいていたが、ある日、久美の親友の麗子が死体で発見された(「やさしい夜の殺意」)。平凡な日常生活と隣り合わせの底知れぬ不幸。それは波が押し寄せるようにひたひたと近づいてくるのであった。予測不能のサスペンス短編集!

著者等紹介

小池真理子[コイケマリコ]
1952年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒。89年「妻の女友達」で第42回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。95年『恋』で第114回直木賞、98年『欲望』で第5回島清恋愛文学賞、2006年『虹の彼方』で第19回柴田錬三郎賞、12年『無花果の森』で第62回芸術選奨文部科学大臣賞、13年『沈黙のひと』で第47回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

じいじ

104
小池さんの小説は、安定しているから安心して読めます。5話の短篇集ですが、構成組立ての巧さに加えて男と女のドロドロした話も、不安と緊張感を抱かせながら、スカッと読ませてくれます。表題作は、タイトルに据えた作品だけに、男女の感情の駆け引きのアヤが巧く描かれていて面白い。私的には【それぞれの顚末】が好きです。人間は概して窮地に立つと、悪い方に考えてしまいがちです。或る夫婦が偶々、自分も乗る飛行機に爆弾を仕掛ける不審者を、空港で目にします…。そして、 意外な結末が待っています。2021/03/30

キンモクセイ

50
平凡な日常生活の中に潜むブラックな出来事。それはある日突然やって来る。「やさしい夜の殺意」家を飛び出し向かった先は13年も疎遠だった兄の所。ここに来なければ誰も不幸にはならなかったのに。「それぞれの顛末」場所がモスクワ空港もブラックだ。これがハワイやグアムだったら考えもしない。同じ飛行機にスパイ疑惑の女性と10時間も同乗は耐えられない。その中で2組の男女の腹黒さも顛末もブラック。「青いドレス」執行猶予中の男に事故を見逃す条件はサスペンスの王道。青いドレスだけじゃなくて爪の色まで抜かりなく。そこ大事だから。2021/09/10

カブ

36
ボタンの掛け違いか、選択の誤りなのか、ちょっとした違いで不幸にみまわれる主人公たち。まるでオムニバスのドラマを観ているような5編の短編集です。どのお話も最後までドキドキしました。2021/01/10

ぐうぐう

29
『やさしい夜の殺意』は、1990年に単行本が刊行されている。ミステリ作家として脂が乗っている時期の、実にバラエティに富んだ短編集だ。特に、コメディとして読める「それぞれの顛末」は、執筆の数年前に起こった大韓航空機爆破事件から着想を得ていて、その怖さに現実感があるからこそ、コメディとなり得ている。どの作品もシニカルな展開が待ち受けているが、それは小池真理子の人間観察(と同時に、人間への興味)の賜物だろう。2022/04/13

アコ

26
5篇収録のサスペンス短編集。1993年刊の中公文庫の新装版。どうしても時代を感じる描写は多いけど(例:登場人物の名前、女性たちの控えめな立ち振舞や飛行機の喫煙環境など)読みやすいし、情景が目に浮かんでくるのはさすがといったところ。どの篇もちょっとしたズレが物語のキーとなっており、中でも『青いドレス』のものが印象深い。『それぞれの顛末』もよかった。※神秘的な表紙絵は青依青さん2021/08/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16907580
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。