出版社内容情報
大手私鉄・武州急行電鉄に勤める早房希美のもとに、社内の各部署からトラブルが持ち込まれる。踏切の障害物検知装置が謎の誤作動を繰り返したり、駅員に階段で突き落とされたと乗客から訴えられたり――名刑事だった祖父の知恵を借りながら、鉄道の安全と乗客の生活を守るため、希美は奔走する! 鉄道ミステリー短編集。
内容説明
大手私鉄・武州急行電鉄に勤める早房希美のもとには、社内の各部署からトラブルが持ち込まれる。踏切の障害物検知装置が謎の誤作動を繰り返したり、駅員に階段で突き落とされたと乗客から訴えられたり―名刑事だった祖父・喜一郎の知恵を借りながら、鉄道の安全と乗客の生活を守るため、希美は奔走する!鉄道ミステリーの傑作短編集。
著者等紹介
山本巧次[ヤマモトコウジ]
1960年、和歌山県生まれ。中央大学法学部卒。2015年に第13回「このミステリーがすごい!」大賞の隠し玉として刊行された『大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう』でデビュー。18年、『阪堺電車177号の追憶』で第6回大阪ほんま本大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆみきーにゃ
92
タイトル読み。連作短編集。一話目からそうきたか!と思い一気読み。伝説の刑事であるおじいちゃんが謎解きするのかと思いきや、希美が謎を解いていく。5話全てが面白かった。シリーズ化希望!2021/01/11
papako
76
作者お得意の電車もの。あれ、でも現代の電車ものを読むのは初めてだったかも。東武鉄道をモデルにした私鉄で起こる事件を、名刑事と言われた祖父がいる主人公の早房希美(はやふさのぞみ、鉄道社員になるべくしてなった名前)が解決する。希美が本社勤務なのが珍しい印象で、お客様対応の一環として解決する。そこが好感持てました。一話目の遮断機の話、信号見ても止まらなくなる電車はやだな。最後の特急のお話が一番良かった。東武線を利用してるとさらに楽しめるのかも。乗った記憶ないから残念だけど、それなりに楽しみました。2021/05/17
へくとぱすかる
76
作者の遊び心に、思わず「仲間だ!」とたいへんな親近感を感じた。架空の鉄道が舞台というだけではなく、冒頭に路線図・停車駅案内を堂々と掲げていることに降参した。もうこれだけで完全に武州急行電鉄に乗れるような気がするのだ。アリバイ崩しだけではない。鉄道ミステリにまだそんな手法が残っていたのかと思うとうれしくなる。鉄道員の孫娘と元警視の祖父との謎解きがアットホームに感じられてよかった。捜査側に屈折がないので安心して読める。わたしも池袋発の特急グレイスで熊谷までの旅を楽しみたい。おっと、特急券を買うのを忘れずに。2020/10/12
涼
45
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2020/10/post-826dc3.html2020/10/24
ごへいもち
39
わりとあっさりして嫌みのない気楽な読み物でした。続きがあるならまた読もうかな。コージーミステリ^_^2021/11/18
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