出版社内容情報
渋谷署の刑事・篠塚は、祖父が衆議院議員、父も参議院議員という名家の生まれだが、17年前、不正献金の疑いをかけられた父が謎の死を遂げた。その因縁は警察組織に身を置く篠塚に今も影を落としている。渋谷署管内で合成ドラッグ「グレイゴースト」を吸引した者たちが次々に死亡するという事件が起こる。篠塚は正体不明の売人を追うが……
内容説明
渋谷署組対課の刑事、篠塚隆哉。17年前、議員だった父が不正献金疑惑の渦中で謎の死を遂げた。その過去は警察組織に身を置く篠塚に今も影を落としている。管内で新種のドラッグ「グレイゴースト」による死者が続発していた。篠塚は正体不明のディーラーを追うが、捜査方針を巡って上司と対立、課内でも孤立してしまう。焦りを募らせる中、雑誌記者で元恋人の友香から情報がもたらされる。篠塚は友香と共にグレイゴーストのドラッグパーティーに潜入するが…。
著者等紹介
本城雅人[ホンジョウマサト]
1965年神奈川県生まれ。明治学院大学卒業後、産経新聞社に入社。様々なスポーツの現場に携わった後、2009年『ノーバディノウズ』が第16回松本清張賞候補となり、デビュー。同作が第1回サムライジャパン野球文学賞を受賞する。2017年『ミッドナイト・ジャーナル』で第38回吉川英治文学新人賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆみねこ
82
グレイゴーストと呼ばれるドラッグが若者に蔓延している。それを熱く真っ直ぐに追う刑事・篠崎隆哉。現職の大物代議士を祖父に持つ異色の存在の彼を執拗に排除しようとする先輩刑事の思惑。ドラッグを作り売りさばく側の卑劣さ。現実としてこんなに簡単にSNSで拡大しているとしたら怖すぎる…。ラストの攻防は中々面白く一気に読了。映像向きの作品。2021/04/20
オオイ
4
新しいドラッグを追う刑事、あまり内容はなかったような。2023/04/22
よーさん
1
★★★☆2021/08/09
GOTI
1
☆☆★ちょっと期待外れでした。新聞記者を扱ったものは経験や専門知識から緻密なプロットで楽しめましたが、本作は新種のドラッグを追う刑事のお話で大味でした。テレビドラマにするといいかもしれません。ジーノとあだ名される渋谷署組対課の刑事、大物国会議員の祖父、17年前不正献金疑惑の渦中、謎の事故死を遂げた国会議員の父をもつ。彼は孤軍奮闘、管内で蔓延する新種のドラッグ「グレイゴースト」を追う。2020/10/14
Yuichi Fukumoto
1
★★2020/08/21