出版社内容情報
大の料理好きである厨女・茗鈴(めいりん)の勤め先が宮廷の台所・光禄寺に決まる。宮廷に君臨する新たな皇帝陛下・月晨(げっしん)は、若く聡明で優秀だが――ものすごく吝嗇(ケチ)だった。豪華な宮廷料理はムダと一蹴され、このままでは光禄寺は取りつぶしになってしまう! 茗鈴は、そんな皇帝陛下においしい料理を食べてもらい、心変わりをさせるという大役を仰せつかったのだが…。おいしい料理で心を溶かす、中華風お料理ファンタジー。
内容説明
見習い厨娘の就職先は皇帝陛下の専属料理人。料理大好き厨娘と、食事に楽しみを見いだせない皇帝が繰り広げるグルメファンタジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あっか
64
新刊。皇帝の方針により誰もいなくなった皇帝専属料理人をたった1人で請け負うことになった茗鈴の物語。後宮らしいドロドロもなく終始平和な雰囲気のお話でした。茗鈴が明るくブレない料理好きで、物語を引っ張っていってくれています。言い回し、文章に(小中学生向けのような…)違和感を覚えることが多くてちょっとわたしにとっては読みにくかったかな…人物描写、設定も色々回収できていない感。2020/04/22
きょん
14
宮廷もので料理人と来たら、毒殺などの陰謀や虐めなどの事件を期待しちゃったけど、至極平和なお料理エピソードばかりで和んだ。まだ1巻ってところかな。2020/05/02
だんでらいおん
6
【購入本】2020/07/25
sion
3
中華風ファンタジー。中国のご飯に詳しくない人でも美味しく感じそうな文体。 中華食べたい。 贅沢を嫌う皇帝陛下は一年の猶予をもって光録寺を廃止しようとする。料理の馬鹿なメイリンは美味しい料理で心変わりを狙ってるけど…続きがありそうな終わり方だったよ。2021/06/11
よっしー
1
結構楽しかったけど、続きがなさそうなのが残念。この作家さん、割とBⅬメインだからかな…。2023/12/18