出版社内容情報
団地のベランダから落ちそうになった西沢芳恵の一人息子を救った佐原。いかにも善良そうで魅力的な男だった。西沢夫婦は彼に好意を持ち、就職の世話をする。しかし、経理係の女性の自殺、近所の家庭が崩壊、と事件が起こる。日常に迫る惨劇を描くミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coco夏ko10角
24
息子の命の恩人・佐原、しかし関わるようになってから周囲でよくないことが起こるようになり…。佐原はいい人なのか悪人なのか?はじまりで「二階は静かだった。」と不穏だから最後までドキドキ、面白かった。2021/01/04
Kana
15
西沢芳恵の息子を助けてくれた恩人の佐原。佐原は好感の持てる人なのかと思いきや相当な悪人で西沢家や夫の会社の人たちを巻き込み驚いた。実際はこんなサスペンスは起こらないと思うがハラハラして面白くて一気に読んでしまった。2020/05/17
蕭白
12
サスペンスタッチでドキドキしながら読みました。いい時間が過ごせました。2020/12/05
リリパス
6
簡単に書くと、「マンションのベランダから転落しそうになった一人息子・守を助けてくれた佐原は、西沢夫婦にとっての恩人であったはずなのだが、それ以降、夫婦の周りでは、不穏な事件が立て続けに起きて・・・・・・・・」というお話。まあまあ面白かったです。2020/06/21
きぬ
3
最悪の展開が続いて収拾がつくのか疑問に思いながら読み進めたが、最後はきれいにおさまった。やっぱりサスペンスが好き。2024/03/02