出版社内容情報
大学生の敷島大和はある夜、都電の停留所にいる動物を助けようとしたところ、線路に落ちて気を失ってしまう。目覚めると、大和は不思議なレトロ都電の車内におり、おまけに目の前にはなんとカピバラが!カピバラは「オレは都電の神さまだ」と大和に告げ、これから自分の手伝いをしろと命令する。大和はカピバラに言われるまま、停留所にいる神さまたちのお悩みを解決しようと奔走するなかで、次々と懐かしい人々と再会を果たしていく――。都電を舞台にしたちょっと不思議なハートフルストーリー。
内容説明
大学生の敷島大和はある夜、都電の停留所にいた動物を助けようとしたところ、線路に落ちて気を失ってしまう。目覚めると、大和は不思議なレトロ都電の車内におり、おまけに目の前にはなんとカピバラが!カピバラは「オレは都電の神さまだ」と大和に告げ、これから自分の手伝いをしろと命令する。大和はカピバラに言われるまま、停留所にいる神さまたちのお悩みを解決しようと奔走するなかで、次々と懐かしい人々と再会を果たしていく―。都電を舞台にしたちょっと不思議なハートフルストーリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
RIN
10
滅多に本を読まない旦那が珍しく本を購入したらしく、それを私にも読めと圧力をかけて来た。全く趣味では無いけれど、仕方がないなと初めの数頁を読んで納得した。都電荒川線だ。どこも馴染み深い、場所も内容も超ローカル。しかも都電の神様がカピバラで、更に各駅にも様々な動物の神様が居るという全力で児童文学な作品だった。カピ様に見込まれ神様達の困り事を解決する主人公の大和くんと沿線に暮らす人々。物語はほっこりと優しく時に切ないほど温かい。そしてラストに明かされる愛しい秘密。自分も存外ピュアだなと軽く鼻を啜る読書だった。2022/02/15
チェス
5
カピサマ達が可愛い! ほのぼのしていて面白かった。2021/09/03
タバサ
3
ちょっと児童書のような登場人物と展開なのですが、都電荒川線の地元の方なら、楽しく読めると思います。都電の停留所には、それぞれ神様がいて、大学生の大和に悩みを解決して欲しいと頼みます。都電にまつわるその悩みと、大和は少しずつ関係していて、、、。 東京に残された風情あふれる都電と、そこに住む神様たちが、消えないよう願いを込めて、書かれたのかな。2020/08/26
こばゆみ
3
タイトルほどのふざけた感じはなく普通に面白かったけれど、同じ作者の先日読んだ動物園の話と同様、児童書の方が需要あるかな〜という感じ。。。2020/04/08
Kentaro Tanaka
2
カピバラが主役のお話かと思ったら、主人公は人間だった(^^)それにしても、ノスタルジックで素敵な追体験、という感じの心温まるお話だったな☆もどかしさや曖昧さを経て戻ってくる記憶、というのもリアリティがあって良い♪自分もこんな体験してみたいかも☆でもちょっと怖い★?と思えるような、物語でしたね(^^)/2022/04/29