出版社内容情報
大学入学のために上京してきた雲母月は、東京・池袋で格安物件を見つけた。しかし安いには理由があり…なんと、その部屋には貧乏神の勘太郎が住んでいた!? 安さに負けた月は、勘太郎との同居を選ぶが、案の定、お金は減る一方。そこで勘太郎は、あやかしたちが集うマヨヒガで探偵事務所をはじめることを提案する。貧乏にもめげずに、あやかしたちのために頑張る月だが、実は本人には大きな秘密が…。
内容説明
大学入学のために上京してきた雲母月は、不動産屋で格安物件を紹介された。しかし安いには理由があり…なんと、その部屋に貧乏神の勘太郎が住んでいた!安さに負けた月は、勘太郎との同居を選ぶが、案の定、お金は減る一方。そこで勘太郎は、あやかしたちが集うマヨヒガで探偵事務所をはじめることを提案する。貧乏にもめげずに、あやかしたちのために頑張る月だが、徐々に月が抱える大きな秘密が明らかに…。心優しき貧乏神と頑張りやの女の子を描いた、ほっこり物語。
著者等紹介
花井有人[ハナイアルト]
『ガリベン魔女と高嶺の騎士』(アイリスNEO)にて作家デビュー。作家活動を行う前は役者として主に活動しており、エンターテインメントの創作を精力的に行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hirune
40
【Kindle】格安曰く付きの部屋で一人暮らしを始める筈がその部屋には貧乏神が憑いていて同居する羽目になった月(ルナ)😅その部屋にいる限り自分のお金は失われていく、でもあやかし相手に探偵をしてそちらの金を稼げばこちらの金に監禁してくれるという。その依頼がずいぶんちゃちいと思ったら、探偵事務所の仕事じゃなく、月の正体と貧乏神や疫病神との因縁が話のメインだったんですね。なんか中途半端な感じで終わったけど、続くのかな?2021/07/23
山猫
17
なかなかに面白い設定で楽しめた。貧乏神に「勘解由小路」なんて御大層な苗字がついているところからして、引きずり込まれた。劇画調の台詞はあるが、ネットスラングや若者言葉などはほとんどないので、気分良く読める。「ラノベは好きだが、校閲が仕事していないものは困る」という方にお勧め。2020/02/03
Fiver
10
『楽に生きようとするのではなく、楽しく生きようとすることが大切なのだ。楽しく生きていくには努力がなくてはならない。人の楽しさは努力が報われた時に勝ち取ることができる報償なのだから。』 1歩ずつだけど、ちゃんと前に進んでる。がんばろーっと。元気もらいました。おもしろかったです(*ˊˋ*)♬*゚2020/06/09
きょん
9
結局あやかし探偵での報酬で家賃や生活費が賄えるのか気になる。食事が保証されてるだけでは現代の大学生活を送るのは難しいと思ってしまうなあ。2019/09/28
あずとも
8
何があってもめげずに受け入れて前を向いている主人公が潔く逞しい。完全に話が終わった感じではないので続編ありそう。2019/09/14