出版社内容情報
謎の女Kは、恋人を殺しカネを独り占めした悪女か、亡き恋人を思い続ける聖女か!? 逆転また逆転、手に汗握る長編ミステリー!
内容説明
闇に葬られた三年前の組長誘拐事件。身代金は八千万円。身代金をうけとった李は、事件から間もなく、白骨となって東京湾に浮かんだという。李の恋人Kの調査をはじめた裏の探偵・木。謎の女Kは、恋人を殺しカネを独り占めした悪女なのか、それとも、亡き恋人を今も思いつづける聖女なのか!?逆転、また逆転、手に汗を握る長編ミステリー!
著者等紹介
大沢在昌[オオサワアリマサ]
1956年名古屋市生まれ。79年「感傷の街角」で第1回小説推理新人賞を受賞し、デビュー。86年「深夜曲馬団」で第4回日本冒険小説協会最優秀短編賞、91年『新宿鮫』で第12回吉川英治文学新人賞、第44回日本推理作家協会賞、94年『無間人形 新宿鮫4』で第110回直木賞、2001年『心では重すぎる』、02年『闇先案内人』と連続で日本冒険小説協会大賞、04年『パンドラ・アイランド』で第17回柴田錬三郎賞、07年『狼花 新宿鮫9』で日本冒険小説協会大賞、10年に第14回日本ミステリー文学大賞、12年『絆回廊 新宿鮫10』で日本冒険小説協会大賞、14年『海と月の迷路』で第48回吉川英治文学賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
105
この本もかなり昔に出版された本ですが未読でした。やくざの親分が誘拐されて身代金を取られた話で、それを仲介した中国人が殺され身代金がどこかに・・。それを見つけるために様々な人物が絡んでいくという話ですが、殺された中国人の彼女が営んでいるアンティークショップとその女性をめぐっての物語です。大沢さんにしては若干甘いなあという感じを受けました。2020/01/26
Carlos
41
大沢さんにしてはハッピーエンド的な終わり方かな。主人公2人は応援したくなった。2022/05/08
ミーコ
30
大沢さんにしてはアッサリめ。どこからドキドキハラハラする様な展開になるのか‼︎と期待が大きかっただけに、いつもの派手さがなかったのが残念。。 黒幕は、いったい誰なのか? 李は誰に殺されたのか?と気になり1日で読み切りました。ケイさんは同性から見ても芯のある魅力的な女性です。今後【木さん】と、どうなって行くのか気になる所です。2021/08/09
Yumi
10
面白かったー!!!ドキドキ💓ワクワク😍 ヤクザもの好きでたまに読むけど、これは当たり🎯2023/01/23
chikap610
5
厚さの割にはさくさくとテンポ良く楽しく読み終えました。キャラクター的には他シリーズも良さそうですが…2019/09/19