出版社内容情報
シロが逃がした鹿を追いかけて、山中を駆け回る芽衣。そこで、大量の釣り針に埋もれた神様、山幸彦と出会う。山幸彦は芽衣の鹿探しを手伝ってくれ、あっという間に捕まえる。そのまま芽衣と鹿を抱えて草の縁まで運んでくれたが、芽衣は山幸彦から「紙のように軽い」と言われる。その後、やおよろずに戻った芽衣だが、天と出会った頃のことをどうしても思い出せずに…。芽衣にいったい何が!? 大人気シリーズ第5弾!
内容説明
シロが逃がした鹿を追いかけて、山中を駆け回っていた芽衣は、大量の釣り針に埋もれた神様、山幸彦と出会う。山幸彦は芽衣の鹿探しを手伝ってくれ、あっという間に捕まえる。そのまま芽衣を抱えて鳥居まで運んでくれた山彦神は、芽衣を見て「ヒトとは思えぬほどに軽い」と不思議がる。その後、『やおよろず』に戻った芽衣だが、天と出会った頃のことをどうしても思い出せない。さらに、『やおよろず』での記憶も徐々に抜け落ちていき…。芽衣にいったい何が!?緊迫のシリーズ第5弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hirune
49
神様やあやかしに比べたら人間の寿命なんて全然短いのだからその間くらい居させてくれてもいいのになぁ😅芽衣の消滅の危機に人の世に強制送還されたり戻って人のままやおよろずに居続ける方法を探して奔走したり、芽衣の今回の苦労も並大抵じゃないな。でも芽衣は「神様の御用人」並みに神々から愛されてますね。何がなんでも体当たりなポジティブさを面白がられてるのかもね?2021/07/10
はにこ
40
だんだん姿が薄くなる芽衣。人間界に戻されてこのまま天と離れ離れになったら可哀想だと思っていたけど、やはりそんな展開にはならない。再び天と一緒にいることを望んだ芽衣。危険な道を選びながらも道が開けて良かった。人が死んだらヨモツヒラサカを進む。私もいつか通る道なのかな。2023/07/24
うまる
38
シリーズ5冊目。ついにヒトとしてのタイムリミットが。引っ張らずに1冊でザクザク進むのがとても良かったです。黄泉比良坂まで出てきちゃいましたし。天さんの想い出の人の話もここで出てくるんですね。これまでの神様たちとの関わりが活きた解決なのも微笑ましいです。これでひと段落かと思ったら、最後に不穏な感じ。引き続き楽しみなシリーズです。2022/05/14
葵@晴読雨読
34
今回は天が関わったもう1人の人間、葉月の事が出てきました。そしていろいろえーな展開。でも芽依がやおよろずに戻れて良かった。2020/04/22
チロ子
32
5作目。こちらの世界に馴染み、体が透けたり、こちらに来る前の記憶が無くなってしまったヒロイン芽衣。中々のピンチで読み応えがありました。このシリーズ1冊があっという間に読み終えてしまう( ´ㅁ` ;)2020/10/04