出版社内容情報
全世界の人々を熱狂させる欧州サッカー。その闇を抉り出す迫真のミステリー――。ユーロポール連絡員・村野隼介の任務はサッカーの八百長賭博の摘発。そして、ひとりの少年を救い出すこと。かつて袂を分かった恩師が殺された。八百長に加わり、逃亡した元アカデミー生を救出に行った末の惨劇だった。亡き師に報いるため、村野は捜査をはじめる。
内容説明
ユーロポール連絡員・村野隼介の任務はサッカー八百長賭博の摘発。そして、ひとりの少年を救い出すこと。かつての恩師が殺された。八百長に加わり、逃亡した元アカデミー生を救出に行った末の惨劇だった。亡き師に報いるため、村野は欧州サッカー界の闇に切り込んでいく。危険な任務に就く熱き捜査員たち、汚れた金で私腹を肥やす悪党ども、利用される無垢な選手たち―それぞれの思いが交錯し、クライマックスに慟哭必至のサスペンス長編!
著者等紹介
本城雅人[ホンジョウマサト]
1965年神奈川県生まれ。明治学院大学卒業。産経新聞社入社後、浦和総局を経て、その後サンケイスポーツで記者として活躍。退職後の2009年、『ノーバディノウズ』が第16回松本清張賞候補となり、デビュー。同作で第1回サムライジャパン野球文学賞を受賞。17年に『ミッドナイト・ジャーナル』で第38回吉川英治文学新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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akky本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
miki
7
欧州サッカーが舞台ということで、買ったもののしばらく食指が延びず放置していたがやはり本城雅人、読ませるなぁ。相変わらず登場人物のキャラクターがよい。好きになれる人物、全く感情移入できない人物のどちらもいる。八百長、ユーロポールでさえもリアリティを感じながら読んだ。しかも、まさかのオチ。久々に「そう来たかー、やられたわー」というラストだが、不自然さはなく納得。2020/04/04
Hideo Itoh
4
サッカーにおける八百長賭博を摘発しようとする日本人捜査員、そしてその魔の手にからめとられてしまう日本人選手、八百長を仕掛ける側の組織のじつに巧妙な手口、摘発に向けてのかなり強引な捜査などなど、なかなか読みごたえのあるミステリーに仕上がっている。ネタバレになるので詳しくは書かないが、ラストもなかなかのもの。もともとスポーツ紙の記者だったということで、サッカーのプレーの描写もなかなかのもの。これで文体になめらかさが加わったら、もっと面白く読めるのにな。2019/08/18
あらあらら
3
美味しい話は長くは続かない。結局みんなバレてるし不幸になってる。2022/04/25
よーさん
2
★★★★2019/09/30
アーキー
1
★★★☆☆ 75 2023/07/12