出版社内容情報
外交使節団として訪れた華烈で、王子を守るため「宮刑」の身となったコーラル。彼女は「珊瑚」という名を与えられ後宮で働くことになるが、実は周囲に男性だと勘違いされていた。恋心や母国への想いに翻弄されながらも、懸命に職務に励む珊瑚。そんな中で後宮対抗の武芸会の開催が決まり、様々な思惑に巻き込まれてゆく――。
江本マシメサ[エモト マシメサ]
著・文・その他
内容説明
外交使節団として訪れた華烈で、王子を狩るため「宮刑」の身となったコーラル。彼女は「珊瑚」という名を与えられ後宮で働くことになるが、実は周囲に男性だと勘違いされていた。初めての恋心や母国への想いに翻弄されながらも、懸命に職務に励む珊瑚。そんな中で後宮対抗の武芸会が開催されることとなり、様々な思惑に巻き込まれてゆく―。
著者等紹介
江本マシメサ[エモトマシメサ]
長崎県出身。『北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし』(宝島社)で2015年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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よっち
30
初めての恋心や母国への想いに翻弄されながらも、懸命に職務に励む珊瑚。そんな中で後宮対抗の武芸会が開催されることとなり、様々な思惑に巻き込まれてゆく第二弾。男装の麗人状態でいることに複雑な想いを抱く珊瑚に対して、鈍いけど何であろうと真っ直ぐな紘宇が清々しいですね(苦笑)ドタバタ続きの展開ではたぬきの存在が癒やしで、華烈国のありようが歪んでいるのが様々な問題を引き起こす原因なだけに、ここから本来あるべき形にしていけるのか、拗れているんだかないんだかよくわからない二人の想いが成就するのか続巻に期待ということで。2018/12/15
はなりん
15
すれ違いではなく、勘違いストーリーの第2弾。珊瑚の性別について、星貴妃にもバレ?段々素の可愛い珊瑚が見られるようになってきた。でも、肝心の絳宇は勘違いしたまま・・・。勘違いしたまま相思相愛?な微妙な関係のまま、戦争に行ってしまい、どうなることやら。2019/02/24
mariann
9
前作で勘違いが炸裂していることがわかっていたので乗っけから楽しい。珊瑚も隠しているつもりはなかったのに何故だか絋宇を騙しているような感じになってて心苦しいねぇ。男前な妃嬪様が最後の方でぶっ放した皇子作戦に、なるほど。落とし所はそこしかないか…と妙に納得したのに話は流れたみたい。珊瑚の祖国の裏切りによって戦争に…という離れ離れ展開で幕。なのに続きは出ていないですと? クゥーン…2020/11/11
アキナ
8
新たに数名に女性であることがバレてしまい、秘密がなくなりほっとした部分もあるのか珊瑚さんの天然的かわいさが止まらない。ヒーロー以外はみんな真実を知って二人をニヤニヤ見守る展開になるのだろうか。性別を勘違いしたまま両思いってどういうことなんだ、きまじめすぎる二人のぎこちない様子が可愛いです。ヒーローにバレる瞬間が楽しみ。2019/02/18
あずとも
7
珊瑚が絋宇への恋心を自覚し、後宮の中外それぞれの思惑に絡んだ出来事が起こる中常に一生懸命な珊瑚とたぬきに癒される。国同士の争いに移行する次回以降の展開がどうなっていくのか楽しみ2018/12/16
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