出版社内容情報
道後温泉にたたずむ温泉宿『湯築屋』。古びた宿に見えるが、暖簾を潜ることのできる「お客様」にとっては、居心地がよく、癒しの効果もある、おもてなしの宿であった。なにせ、お客様は神様ばかり。そんな湯築屋の若女将を務める女子高生・湯築九十九。オーナー兼、夫である稲荷神のシロとともに、今日も一生懸命、神様をおもてなし!
田井ノエル[タイノエル]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
153
タイトルに道後温泉と書いてあったので、あらすじも読まずに買った本。神様が宿を作り、神様のための神様による温泉宿・湯築屋の物語。女子高生で若女将の九十九、オーナー兼夫の稲荷神のシロとともに、クセのある神様を客として迎え、騒動を繰り広げる。とりあえず、九十九とシロの関係に思わず“高校聖夫婦”かっ!と心の中でツッコむ(古っ!わかる人にはわかる 笑)。今後、どんな神様が客として来るのか、シロは謎があり、今後の展開が楽しみであるが、個人的には、どんな愛媛の名物、酒が出てくるか気になる。松山あげ、久しぶりに食べたい。2024/04/27
ありす
43
道後温泉にある湯築屋は少し変わったお宿。と言うのもお客様は"本物"の神様だから。巫女の家系である湯築家は代々一番強い神気を持つ女性が稲荷神白夜命(通称シロ)に嫁入りしてきた。まだ高校生の九十九も幼少期にシロと夫婦になり、高校生と宿の若女将の二足のわらじ。本当の恋未経験の九十九と神であるシロの関係がもどかしく、それがかえって良い感じ。様々な神様が登場するが、天照と愛比売命が個性的で面白い。次はどんな神様が出てくるか楽しみです。【シリーズ1作目】2020/09/14
hirune
39
【Kindle】神様とか妖とか向けのお宿の話は沢山あるけど、神様との恋愛+夫婦漫才ちっくなのってちょっと新しいかな?そうでもないかな?道後温泉の地域色も出てるし、お客様の神様も有名どころで楽しかったです。若女将は働き者で偉いな😄稲荷神白夜命さまのモフモフのお尻尾が素敵だし、小狐中居のコマが可愛くて堪りません♡2020/08/18
ぐっち
38
道後温泉の「お客様は神様です」な温泉旅館。若女将の九十九の旦那様は稲荷神のシロ。似たような話がいくつか思い浮かびますが、九十九とシロの関係が好きです。何巻か続けて出てますが、だんだん仲良しになるのな?2019/12/17
ぽぽ♪
38
愛媛の神様が訪れる温泉宿の若女将兼巫女の九十九。稲荷神のシロとは夫婦関係ではあるが、まだ高校生の為、初々しいのが可愛いです。どんな神様にも一生懸命もてなしをしようとする姿が、可愛かったです。シロとの関係も淡い想いでまだまだ発展途上ですが、次巻ではもう少し近づいて欲しいです。2019/06/11