出版社内容情報
沢里裕二［サワサト ユウジ］
著・文・その他
内容説明
大手広告代理店「北急エージェンシー」のＣＭディレクター・佐々木賢治は、直属の上司が社内の派閥争いに巻き込まれ、失脚したことで、いきなり地方の営業職に飛ばされてしまう。慣れない土地と仕事に苦闘する佐々木だったが、本社総務課の今泉真美と肉体関係を結んだのをキッカケに、敵対する社内の重要人物や、取引先の重鎮の下半身事情を把握。その情報を武器にハニートラップを仕込み、捲土重来を期す。書き下ろし立身出世エロス。
著者等紹介
沢里裕二［サワサトユウジ］
青山学院大学卒業。広告代理店、レコード会社に勤務の傍ら、小説を執筆し、２０１２年『黄金の驟雨』が第七回ちよだ文学賞最終候補（桜沢裕二名義）に。同年『淫府再興』にて第二回団鬼六賞優秀作を受賞。以後、本格的な執筆活動に入る（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ニッキー
4
これは、エロ小説と言うより、ある種のサクセス・ストーリー。 サラリーマンのストレス解消には、もってこい。シリーズ化願いたい位に面白い。2019/11/21
こうきち
1
KindleUnlimitdで読了。「欲望芸能界」といい、沢里さんのこれ系の小説は、エロと関係なく面白い。そこにエロが絡んでくるからなお、面白い。2023/01/28
fukafkacraft
1
社内派閥闘争によって本社制作部から京都の営業部に飛ばされた有能な広告マン。モテモテ主人公が性行為の傍ら手にした極秘情報で出世する立身出世エロ小説。社内派閥、競合他社、クライアント、京都の老舗店に複数の女たちが絡み合い、実に重層的で複雑な展開をみせる。経済小説としては半沢シリーズに迫るほどの悪だくみが盛り沢山。ところが、全体の半分を占めるのが性接待の官能描写。表現がいちいち露骨にして下品極まりない。清々しいくらい容赦なくお下劣。露骨すぎて逆にエロスは微塵も感じない。一気読みの面白さではあるが。2017/11/19
