内容説明
バーで出会った男は荒れていた。なんでも、妻の浮気が判ったという。それを聞いた私の同伴者は、男に語り始めた。「あなたを見て、以前の自分を思い出したもので―」その意外な結末とは。(「遅すぎた忠告」)一編わずか4ページでも、面白さは長編並み!?巧みな謎と鮮やかな推理がぎっしり詰め込まれた、傑作ショートショート・ミステリー集の第2弾。60作収録で読み応え抜群の一冊!
著者等紹介
蒼井上鷹[アオイウエタカ]
1968年、千葉県生まれ。大学卒業後、会社勤務を経て執筆活動に入る。2005年、第26回小説推理新人賞受賞作「キリング・タイム」を収めた『九杯目には早すぎる』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しょーくん@本棚再編中
50
★★★★★★☆☆☆☆60編ものミステリーの掌編集です。これだけの作品数なので、あたりはずれがあるのはしかたがないことと、割り切って読みましたが、8割ぐらいはあたりでした。サラリと読めるので、大作を読み終えたあとの箸休め的な一冊にいいかなと思います。2015/05/03
くんぴー
20
前作と同様4ページなので簡単に読める。ただ何度か読み返さないと理解できない話もいくつかあった。個人的には「誕生日のおくりもの」と、「猫がおなかをすかせていたので」が良かった。2021/01/03
のぞみ
20
移動中にかぎり読んだ。作者すごい!!四ページで深みをだすって、大変だと思う2015/07/21
うさっち
17
4ページミステリーの続編。相変わらず、よくわからない話もありましたが、前作よりは面白い話が多くて楽しめた。2016/08/18
ひでちん
16
毒にも薬にもならないのだが、通勤途上の電車の中とかでサクッと読むには適していると思う。 ただ、他の方も書かれているように、確かに話によってアタリハズレが大きく、また、1度で理解が追い付かず、「んっ??」となる事もしばしば‥‥‥ 後、個人的には、それで無くとも短い1話1話なのに、その都度登場人物の名前を覚える作業が辛かった‥‥‥単に歳なのかも知れないが‥(苦笑)2021/10/04