内容説明
神奈川県瀬谷区の山林で、白骨化した死体が発見された。死体は、十年前に都内で失踪した右翼の大物。神奈川県警は自殺で片付けたが、あることに疑念を持ち捜査結果に納得しない県警の刑事がいた。宮野裕之。宮野はさっそく警視庁に赴く。捜査一課の鷺沼友哉にその疑念を話し、やがて、“不正規捜査”が始まった―。物語冒頭からトップギアで走るスピーディな展開。次々とわき起こる謎。2人の前にちらつく公安警察の影。まるで現実を見ているかのような組織の腐敗を正義で抉る、大好評シリーズ第3弾!!
著者等紹介
笹本稜平[ササモトリョウヘイ]
1951年千葉県生まれ。立教大学社会学部社会学科卒。出版社勤務後、フリーライターとして活躍。2001年『時の渚』で第18回サントリーミステリー大賞と読者賞を同時受賞。04年『太平洋の薔薇』で第6回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
67
今、TVで今村大臣の言葉で福島に怒りの声が!と。私もこの本を読みながら怒りがたぎっている。「この国じゃ政治家も役人も自分のことしか考えていない。甘い汁を吸える利権があるからと」。私達の税金、消費税、さぞかし甘い汁でしょう。?そんなはした金と?。国家の大儀という悪がのさばる。いやいやそんなに怒らないで落ち着いて・・と自分に言い聞かせながら、「怖いですねぇ、日本の警察。手強いですよ~公安が牛耳っているんですよ!。」淀川長治さんの口調で〆ましょう2017/04/26
GAKU
56
シリーズ第三作目。今回は公安警察絡みの不正に、主人公の鷺沼はじめいつものメンバー達が立ち向かって行く。面白い事は面白いのだけれど、そろそろストーリーの展開、レギュラー陣の会話、行動にワンパターンの感も。なのでレビューも特に書く事が無くなってきた。でも第五作まで図書館で借りているので、引き続き四作を読もうと思います。2016/10/22
これでいいのだ@ヘタレ女王
28
分厚くて 手強かった。本当に こんな事があって 巨大勢力に こんなキャラ達で うまい具合に解決出来るかなぁ〜なんて思いながらも 惰性で最後まで読んでしまった2016/05/08
reo
17
神奈川県の山林防空壕跡地で白骨化した死体が発見される。死体は十年前に失踪した大物右翼・湯浅慶三郎だと判明する。神奈川県警は拳銃自殺だと片付けてしまうが、現場に遅れて駆け付けた宮野巡査部長は、とんでもないものを見てしまった、それはかって警察が採用していたニューナンブだった。そのあと宮野は警視庁特別捜査一係にこの話を持ち込むのだが…。昔ドラマで観た記憶があり、宮野役の寺島進の存在感が半端ない、殆ど寺島進のドラマだったような😎マァそんなこんなで事件は解決するのだが573ページはチト長い。2023/06/24
sg
14
K小室の話かと思った表紙でした。あ、内容は相変わらず正義ぶってる悪をやっつけにいきます。2021/10/20
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- 和書
- にげだしたひげ