双葉文庫
疲れた社員たち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 289p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575516722
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

上司の理不尽な命令。取引先とのトラブル。わかってくれない同僚や部下たち。そういった様々な思いや悩みを抱えながら、会社のために尽くす毎日を送る社員たち。そんな平凡な彼らのありふれた日常に、突如忍び寄る摩訶不思議なできごと。これは果たして現実なのか幻想か。そしてアナタのもとにも、もしかしたら。喉ごしスッキリで奇妙な味わいの八つの短編。

著者等紹介

眉村卓[マユムラタク]
1934年大阪生まれ。大阪大学経済学部卒。サラリーマン生活のかたわら、60年、SF同人誌「宇宙塵」に参加。61年「SFマガジン」第一回SFコンテストで「下級アイデアマン」が佳作入選。63年、処女長編『燃える傾斜』を刊行した後、コピーライターを経て65年より専業作家となる。植民惑星を舞台にし71年から執筆を開始した司政官シリーズの長編『消滅の光輪』が79年に第七回泉鏡花文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

そうたそ

23
★★☆☆☆ タイトルにもある通り、会社員が登場する物語であるが、所々にSFチックな非日常が挟まれるというストーリーになっている。とはいっても、藤子・F・不二雄の作品で言う「SF」、すなわち「すこしふしぎ」であるSFがこの作品にも当てはまる気がする。別にこれといった展開もなく、もやっとした感じで終わっていく作品が多い気がしたが、構えて読む必要のないこんな作品もたまにはいいかもしれない。日常の中に存在する小さな非日常を描くというスタイルは奥さんに書き続けたSSのスタイルにも引き継がれたのかもしれない。2014/07/10

ぜんこう

22
普通の会社員が遭遇するSFらしい体験の8編。 僕は会社員じゃないけど、こんな体験、ちと怖かったり不安やったりするけど経験してみたいのもある。 律令時代の位階を使ってる会社の話「従八位ニ叙ス」が意外と好き…社長が宇宙人だしw2019/08/14

kiroro

12
随所にでてくるSFっぽさがいい!2015/08/01

しんこい

9
眉村卓もサラリーマンものを書くのかと思ってかったら、それだけでは終わらずSFやファンタジー風味がまぶされていました。30年前に刊行されたようですが、携帯やPCになっても、仕事の仕方や人間関係は大きく変わってもいないのか。2014/08/03

尾白

5
題名と後ろの紹介を読んで購入。会社内のため息が出そうな、疲れた人間関係の話かと思っていましたが、読み始めたら「SF?!」・・・そうですね、著者紹介も読むべきでした。結局どんな社員も疲れるってことだけは分かります(笑)『社屋の中』が切ないのと、『ペンルーム』が面白怖くて好きだ。2014/06/27

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