内容説明
カメラマンの星井裕は、比叡山の麓に広がる京都・宝が池で春の“きざし”を撮影中、池に浮かぶ男性死体を発見する。被害者の連れの女性が行方をくらますが、その女性は星井の親友の娘だった。京都府警の刑事にして星井の元妻・安西美雪の活躍も見逃せない旅情ミステリー。名探偵、星井裕の推理が冴える。
著者等紹介
柏木圭一郎[カシワギケイイチロウ]
京都生まれの京都育ち。TV番組や雑誌の京都特集において、監修やコーディネーターを務める旅のスペシャリスト。柏井壽名義で『極みの京都』『「極み」の日本旅館』など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あかは
5
とても読みやすい。被害者と共にいた女性の行方を探す、というのを軸に展開される人間関係。最後は予想外な結果に。切なくなりました。シリーズものみたいなので、他のも読んでみたい。2013/10/08
立て邦彦
1
トリックの着想はいいけど、ちょっと無理がありそう??? それに、ちょっと悲惨。署長はなごみ系だけど。2013/10/05
尾塚
1
初めて読んだシリーズでした。ただ読み進めて行くと、この登場人物の話はテレビドラマで見たことに気づきました。本で読んでもとても楽しかった。 京都府警が舞台で刑事たちが関西弁で話すので、会話がリズミカルに感じて面白い。また名探偵と称するほど、星井裕に推理にも捜査にも絡まないところが新鮮だった。本格推理物と違って結末はちょっと肩透かし的にも感じられるが、エンターテイメントとして楽しめる一作でした。2012/08/12
Cherry
0
2013*8
mercury
0
美味しい食べ物屋があまり登場しなくて残念。撮影の合間のお昼ご飯のお店紹介がひとつも無かった。その分ミステリーで頑張ったがと言うと、前作より良いけれど最後の方はかなり無理やりな感じ。ひねり過ぎというか、何が何でも可哀想な終わりにしたいというのもどうかなと思った。2012/07/15