双葉文庫
偽計―みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎

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  • サイズ 文庫判/ページ数 302p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784575513851
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

杜の都・仙台。大和新聞東北総局に、遊軍記者・宮沢が敬愛する先輩記者にして編集局次長の村田が訪ねてくる。経理局長の不審な行動を聞かされ、宮沢は調査を申し出る。一方、警視庁捜査二課の管理官・田名部に、ある情報がもたらされる。怪しい投資ファンドの顧客に大和新聞がなっていて、70億円もの損失を出したというのだ。そんな中、宮城県石巻で殺人事件が起きる。被害者は渦中の人物、大和新聞の経理局長だった。東京‐仙台‐石巻を結ぶ殺人ライン。宮沢は真相に辿り着くことができるのか。

著者等紹介

相場英雄[アイバヒデオ]
1967年新潟生まれ。2005年、『デフォルト(債務不履行)』で第2回ダイヤモンド経済小説大賞を受賞しデビュー。『株価操縦』『ファンクション7』等、話題作を発表。経済小説の新星と注目される。09年、『奥会津三泣き因習の殺意』でミステリーを手掛け好評を博する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

83
みちのく麺食い記者 宮沢賢一郎その6。第一シーズンはこれで完結らしい(東北が終わったから?)。9.11も絡んで楽しめました。2018/09/07

達ちゃん

42
名コンビになった2人の活躍が同時並行で描かれ、今回も十二分に楽しませてもらいました。旅情は控えめだったかな。このシリーズ、今後もずっと続いてほしいです。2019/02/26

タルシル📖ヨムノスキー

27
シリーズ第6弾にして完結編。最後の舞台は宮城県。気になる麺料理は麺自体にイワシを練り込んだ「いわし麺」。いったいどんな味なんだろう。事件は新聞記者が関与する金融事件とそれに絡む殺人事件。そしてこの事件を外側から包み込むのが9.11アメリカ同時多発テロ事件。今回も警視庁捜査2課の田名部そして大和新聞の記者・宮沢がそれぞれ、時には共闘して事件の真相を明らかにする。犯人が明かされた時、そしてその記事を書かなければならなくなった宮沢の心境は察するに余りある。旅とグルメとミステリーが満喫できる素敵なシリーズでした。2023/12/09

Walhalla

22
シリーズものを途中から読むかたちになりました。 1作目から順序良く読めば、違った楽しみ方もあったのだろうと思う内容でしたが、それでも十分楽しめました。 今回は、怪しい投資ファンドに騙されるといった事件で始まるお話しですが、相場英雄さんの作品には、捜査二課の刑事がよく登場しますね。それもまた楽しみの1つです。 ただ、ファンドのカラクリをもう少し詳しく描いて頂けたらもっと良かったかなと思います。 『みちのく麺食い記者』というサブタイトルが付いているとおり、仙台・石巻の海の幸が美味しそうでしたね。2016/10/14

さんつきくん

19
エピローグに我が女川町が出て来る辺り、すごく嬉しい!震災前に書かれた、石巻-仙台-東京を舞台にした刑事物。この作品が「共震」に繋がるとのこと。石巻市鮎川で大友の遺体が発見されることで物語が始まる。重要参考人の庄子も殺され、事件は深まる。主人公は大和新聞の記者・宮沢。取材を進めると背後には大和新聞のお金で危ない金融商品を買い、会社に莫大な損失を与えていたことがわかった。同じ大和新聞の記者である宮沢としては身内が絡む事件に複雑な思いを抱くが、彼の取材と感が事件解決へと導く。イワシうどんの存在を知らない女川町民2018/07/17

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