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双葉文庫
九杯目には早すぎる

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  • サイズ 文庫判/ページ数 322p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575512601
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

休日に上司と遭遇、無理やり酒に付き合わされていたら、上司にも自分にもまるで予期せぬ事態が―(小説推理新人賞受賞作「キリング・タイム」)。などなど、運の悪い男が不幸な目に遭う見本市のような、憐れにも可笑しい、上質のミステリー九編。「小物のセコさを書かせたら抜群にうまい」と評される著者の腕に酔い、大失敗のドキドキをご一緒にいかが。

著者等紹介

蒼井上鷹[アオイウエタカ]
1968年千葉県生まれ。大学卒業後、会社勤務を経て執筆活動に入る。2004年、「キリング・タイム」で第26回「小説推理新人賞」を受賞。以後、「日本推理作家協会賞・短編部門」の候補に二度選ばれるなど、完成度の高いミステリーを発表し続けている。『九杯目には早すぎる』がデビュー作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

84
短編、ショートショートからなる全9作品。思いがけない結末に、もう一度読み返してみたくなります。眼の付け所が独特で、予想が難しく非常に面白い。どの物語も、ねちっこいクセのある人物が登場し、後味はけっして良くはないので、スッキリしたい人向きの作品ではないと思う。しかし、それが魅力でもある。二日酔いが直ったとたん、又呑みたくなるでしょう、そんな魅力。読者が物語の流れを把握して、結末はこうかそうかと推理を巡らせていると、えっーそんな処がひっくり返るのかとなる。どんでん返しの切れ味は良いのに、もやもや感を残す銘作。2018/08/05

しょーくん@本棚再編中

39
★★★★★★★☆☆☆5話の短編の間に、4話の掌編。しかも、表題作は4話目の掌編。変わり種のミステリー短編集です。短編・掌編集でしたが、満腹感があります。私はどんでん返しものが好きなので、楽しく読めました。2014/02/19

ひまわり*

25
軽く読める美味しい系のお話かと思って読んだら、全然違ってしっかりミステリーでした(笑)癖になる後味の悪さ!9つの短編&ショートショート集ですが、どれも後味悪いのにとても面白かった!!読みやすくさらりと読めるけど、最後にえええ、とさせてくれる。後から見た裏表紙にある「小説のセコさを書かせたら抜群にうまい」に納得。セコい感じのどんでん返しというかドッキリ仕掛けられたというか、なので好みは分かれるかもしれませんね。これがデビュー作らしいので、他の作品も読んでみたくなりました!2023/05/17

coco夏ko10角

22
短編・SS9作収録。最後の『キリング・タイム』が小説推理新人賞受賞でこの本がデビュー作。『タン・バタン!』響く着メロにドキドキ。『見えない線』空気作りがうまいしラストもまた。2021/05/28

きのぴ

20
表紙から軽めの小説かなと思っていたら、オチがブラックで後味の悪い短編集でいい意味で裏切られました。正直存じ上げない作家さんだったのであまり期待せずに読んだのだけれど、面白かったです。2018/05/28

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