内容説明
恋も命の重みも、そして夢をもつことも、すべてボブ・マーリーの流れるこの店で知ったんだ―。高校生のコオは父親の転勤でニューヨークへやってきた。退屈な学校を抜けだし、怪しくも居心地のいいレゲエ・バーに通う毎日。写真に情熱を傾けながら、コオは未知の世界を17歳の身体と心でとらえてゆく。自分の居場所を求めて、さまよいながら成長してゆく青春ストーリー。
著者等紹介
野中ともそ[ノナカトモソ]
東京生まれ。明治大学文学部卒業。1998年『パンの鳴る海、緋の舞う空』で小説すばる新人賞を受賞してデビュー。現在、ニューヨーク在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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N田
5
久々に青春小説なんだわ。恋愛だけでないまぜこぜなとこが青春なんだわ。2016/04/06
tomo
3
感性を刺激される傑作小説。リアルなNYCの描写とレゲエに関する奥深い知識が堪能できるだけでも満足だが、「写真」や「ホームレス」など物語を味付けする要素が多種散りばめられていて、読み手次第で物語の受け止め方が変わりそう。2010/02/14
MIKALIM
2
Smallest Bar in NY. みんなの屋根がここにある─傑作!2012 my best本はコレに決まり。コオのゆで卵ご近所仲良し運動は国連に提唱すべき。解説も○2012/09/09
ozzy
1
レゲエが小説に‼︎ならば読まねば、と購入。想像していたものとは違ったけど、それなりに楽しめた。2015/09/01
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