内容説明
大山倍達以来、二人目の百人組手に挑戦することになった23歳の三浦美幸は、心身ともに絶頂期にあった。全日本を制したという自信、猛稽古に裏うちされた己の肉体と磨き抜かれた技への信奉。念願のアメリカ行きを目前にして燃えあがるような闘志―それらのものが渾然一体となって、全身からオーラが立ち昇ってくるようだった。
目次
第1章 空手青雲篇
第2章 極真怒涛篇
第3章 渡米雄飛篇
著者等紹介
山平重樹[ヤマダイラシゲキ]
1953年、山形県生まれ。法政大学文学部卒業後、フリーライターとして活躍。ルポルタージュ、小説で健筆をふるう
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