内容説明
姫川勉に叩きのめされ、当て所もなく彷徨い続ける文七の前に男は現れた。姫川源三―仕込み杖の使い手、土方元を手も無く捻ったその男によって、文七の熱き魂が再びたぎり出す。―時は遡り、若き日の巽真はブラジルで力王山、そして松尾象山に出会う。二つの巨星の間で、巽の運命も大きく揺れ動き始めていた。巽の取った意外な行動とは!?大人気格闘小説、不滅の第12弾。
著者等紹介
夢枕獏[ユメマクラバク]
1951年神奈川県生まれ。77年、SF文芸誌『奇想天外』にて「カエルの死」でデビュー。89年「上弦の月を喰べる獅子」で第10回日本SF大賞、98年「神々の山嶺」で第11回柴田錬三郎賞を受賞
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感想・レビュー
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姉勤
25
終わらす気ないな、これ。風呂敷を広げられるのも才能なら、うまく畳むのも才能だろう。生み出したキャラクターが勝手に動き出すとはよく聞くが。血の滲むような創作を、現実が簡単に塗り替えていく当時の格闘技界。グレーシー柔術が世に出れば、すぐに対策され必勝パターンは覆る。長期連載の物語で最強キャラを拵えた途端に担保するものが失われる絶望は、斟酌するに余りある。だから昔に戻った。とてプロレス好きにはお馴染みの、力道山とアントニオ猪木の逸話をトレース気味にオリジナルドラマを加えて。方や主人公は現代ルートの狂言回し。2026/01/09
Masaaki Kaneda
9
何年も前に読んだのですが終わり方がどやったかなと思い久しぶりに読んでみました マンガと記憶がゴッチャになってます2017/05/10
史
3
昔な話、そこに至るまでの話。2022/10/12
鯉一
1
果てしなき格闘ロマン、第12巻。姫川源三のバックボーン──東製薬に婿入りしたが、機密資料を盗んで失踪した──が語られ、いよいよその正体に切り込むのか!?と思わせたところで、物語は過去へ飛ぶ。うーむ、もどかしい。しかしなんたって面白い。若かりし巽真が出会った二人の異形の男、松尾象山と力王山。『おめえが、おれや、あの男のいる場所まで昇れば、自然にやることになるよ』──巽真がかつて憧れ、そして文七らすべての格闘家が目指す高みに立つ二人の男は、どのように闘い、どのように決着を迎えたのか。期待は高まるばかりである。2025/05/06
文麿
1
Kindle Unlimited。ますます姫川に勝てなくなった気が……。松尾象山対力王山の戦いが始まる。2024/03/10
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