内容説明
かつての同級生の両親に、7人の男女が呼び集められた。彼らは漆黒の闇の中に閉じこめられる。そこでは、殺戮に無上の悦びを感じる獣と化した同級生の、復讐の刃が待ち受けていた。次々と無惨に血を流す7人。そして、建物には豪雨による浸水が忍びより…。二重三重の恐怖が襲う、戦慄の長編ホラー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yu。
19
気がついた時には暗闇のなか‥ 灯と出口のない腐臭漂う謎の建造物に閉じ込められた七人の元同級生達に残虐な制裁が待ち受ける阿鼻叫喚のスプラッタ劇場。。駆け引き無しの“古き良き王道”な内容に、ひと捻り、いや ふた捻り付け加えられた味付けがなんともいえない妙味さを醸し出す。。続編は‥ 出てないようね。2017/08/23
ヤスヒ
5
突然思いもよらず暗闇の中で目が覚めた20代半ばの7人。彼らはそこでかっての高校の同級生の両親に自宅に招かれた事を思い出す。そして睡眠薬入りコーヒーを飲まされ、ある場所に閉じこめられた事を知る。さらにはそこでは殺戮に悦びを感じる獣と化した同級生が彼らに襲い掛かるべく待ち構えていて…というストーリー。ホラーであるが如く暗い雰囲気が醸し出されスリルもあり映像を見せられたかのようにスラスラと読める。ただ如何にして脱出するかという展開ばかりが目につき何かもう少し心理的な描写が欲しかったような気もした。ちょっと残念…2012/01/04
スーヌ
2
【A-】初読の作家。内容はコテコテのスプラッタホラーだったが、文体や描写はしっかり書き込まれていて読みごたえがあった。終盤の脱出劇と対決は長ったらしく食傷気味であったが、そこに至るまではページをめくる手が止まらなかった。他の作品も読んでみたい。2016/07/10
tiroru-mix
0
ホラーじゃないな。グロい描写乱立なだけ2014/08/14
鼻フック
0
どこかの建物に閉じ込められた男女7人が殺人鬼に追い詰められる、いわゆるソリッド・シチュエーション・スリラー的な内容。ただ、ページ数の割にはあまりキャラクターの掘り下げが足りないと言うか、深みが足りないと言うか。映画にしたら97分とかになりそうだ。2020/10/01