内容説明
真冬のアリューシャンに嵐が吹き荒れ、その嵐のなかで生まれた波は、巨大なうねりとなって太平洋を渡り、ハワイ諸島に到達する。オアフ島北海岸のつきぬけるような空の青さと強烈な陽ざしのなかで、地球のうねりとしての波をうけとめる若きサーファーたち。懐かしきロングボードの日々を描いた連作長篇。
目次
白い波の荒野へ
アロハ・オエ
アイランド・スタイル
シュガー・トレイン
ペイル・アウト
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いたろう
45
青空文庫で読了。パブドメ作品が並ぶ青空文庫で、まさか現役の作家の小説が無料で読めるとは。青空文庫への掲載を許可した片岡義男氏の英断に驚き。正直、こんな機会でもなければ、彼の昔の作品を読もうと思わなかったかもしれない。しかし、今、こうして読んでみると、どうしてなかなか面白い。ハワイ四部作の1作め、サーフィンについての詳細な描写は、サーフィンを全く知らない者には長く感じられるが、古き良きハワイの姿とそれを守ろうとする者たちの姿、ハワイの海岸の波と開発の波、大自然の脅威、来る者、去る者、そこに雄大な物語がある。2015/01/12
myunclek
18
明るく夢のある島のイメージだけでないハワイが、サーファーの生き様を通して語られる。良き時代が失われていくことの寂しさと怖さ。今まさに日本のありように憤りを感じなければならない。2014/05/28
ミリオン座
3
30年程前に刊行された本を10数年振りに読み返しました。ハワイのサーフィン、サーファーの本です。いまでも色褪せない内容と共に、10数年前に読んでいた頃の会話、景色、匂い、感覚、音楽なんかが蘇ってきました。2014/04/04
バーニング
2
青空文庫にて。ハワイ(=波乗りの島)を舞台にしたサーファーたちの群像を描いた連作集で、四部作の一つ目らしい。さわやかさもあるが、悲しさ(主に何かが失われていくことに対して)も確実あるのは片岡義男の淡々とした文体に合っている。2014/03/29
nutesan
0
20代に読んだ本の読み直しですが、当時の空気感が伝わって懐かしい^_^ 今は波乗りをやって無いが、虜になって読み漁りました。2021/02/13
-
- 電子書籍
- ゴミカスアイドル更生させないと私が死ぬ…
-
- 和書
- 太陽の季節




