内容説明
歓声の中に、文七は歩み出ていった。激しい拍手と叫び声が、文七の周囲に沸いた。それが文七の背、頬、頭、胸、腹、あらゆる場所にぶつかってくる。強い熱気の中に文七はいた。この熱気の中心に自分の肉体があるのだ。己れの肉体を賭け、死闘をくり拡げる格闘家たち。物語は熱気に満ちあふれ、壮絶で異様な空気が漂い始める。空前の格闘技小説第6弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
姉勤
34
初めて帯を締めたのは空手。強さを求め古武道、サンボ(ソ連式柔術)を学んだ。似た様な生き様を経てきたひたりが、プロレスのリングで決闘する。ハイブリッド。投(げ)・極(め)・打(ち)。競技、スポーツにおいては限定、制限させるのが絶対のルール。それらが全てが許されたルールの中で、鍛抜き削げ切った心身を競い合う。ただ一瞬の完全燃焼のために、彼我の身命を問わない。燃え尽きた灰の白さではなく。高温を保ったままの白熱。2025/12/11
maqiso
4
闘いのスタイルに個性が出てて面白い。大会が始まるとあっさり終わってしまうな。2023/07/28
史
4
戦いの輪舞曲。2022/10/11
文麿
2
Kindle Unlimited。死闘決着。やはり堤城平はいい。2024/03/02
生活相談屋
2
うーむ。段々飽きてきたような・・・2019/06/23




